YAHAMAは、薄く軽量な平面スピーカー“flatone”(フラットーン)を採用した埋込型の平面スピーカー・システムYFS(オープン・プライス)を6月下旬に発売する。
flatoneのスピーカー振動板部は厚さわずか8mm、YFSのエンクロージャーを含めても厚さ20mmという薄さで、磁石を使用せず、紙の素材を採用したことで、軽量化を実現。限られた範囲に遠くまで音を届けることができ、人の声の再生に適するとしている。YFSのスピーカーは、水平30°×垂直45°のWS-FS-4525、水平20°×垂直90°のWS-FS-9015という、指向性の異なる2モデルがラインナップされている。
また、専用アンプは、アナウンス音やBGMなどを再生する一般的な用途に適したWS-FA-COMと、情報マスキング音と環境音を内蔵し、平面スピーカーからサウンド・マスキングを再生することで、音を届けるだけでなくプライバシーが求められる場所に最適なWS-FA-SPSが用意されている。
flatoneは薄く軽量なため、オフィス内の壁やパーテーションなど、さまざまな場所へ設置可能だ。そのため、オフィス家具などの他製品やサービスとの組み合わせを想定しており、他企業との協業を通じて、さまざまな製品やサービスに音の付加価値を与え、新しいソリューションを提案していくとしている。
YAMAHAでは、『オルガテック東京2022』(4月26日~28日:東京ビッグサイト)のイナバインターナショナル(オフィス家具メーカー)のブースにて、また、「Interop Tokyo 2022」(6月15日~17日:幕張メッセ)のヤマハ・ブースにて、ミーティング・ブースやオフィス家具とYFSを組み合わせたソリューションを展示する予定。