ANTELOPE AUDIOが最新のThunderboltオーディオI/O=Discrete Proシリーズを発表

ANTELOPE AUDIOが最新のThunderboltオーディオI/O、Discrete Proシリーズを発表

 ANTELOPE AUDIOから、オーディオI/Oの新ラインナップDiscrete Proシリーズが発表された。既存のDiscrete 4 Synergy Coreの上位機種となる14イン/20アウトのDiscrete 4 Pro Synergy Coreと、Discrete 8 Synergy Coreの上位機種で26イン/32アウトのDiscrete 8 Pro Synergy Coreをラインナップ。Mac/Windowsに対応し、既存モデルと同様、回路に6個のトランジスターを使用したディスクリート・ウルトラ・リニア・マイクプリを搭載している。

 

 共通の仕様としては、Thunderbolt 3での接続に対応し、同社のマスター・クロックに採用されているものと同様の64ビットAFCクロッキング・テクノロジーを搭載。AD/DAコンバーターは最大130dBのダイナミック・レンジを持ち、最高24ビット/192kHzに対応する。

 

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Discrete 4 Pro Synergy Coreには、14イン/20アウトの入出力がスタンバイ

 

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Discrete 8 Pro Synergy Coreは、26イン/32アウトの入出力を装備する

 また、Discrete Proシリーズでは、コントロール・ソフトウェアを一から再設計。既存のDiscreteで搭載されているドロップダウン・ルーティングと、上位モデルGalaxy 32などで採用されているバーチャル・パッチベイやルーティング・マトリクスを組み合わせて操作できるようになった。さらに、あらゆるソースの出力先が柔軟に設定可能になったことで、ルーティング機能が強化された。

 

 加えて、内蔵FPGAとDSPチップで構成されるSynergy Coreプラットフォームのリアルタイム処理能力も強化。最大16chにエフェクトをロード可能で、レコーディングやモニタリングの際にはニアゼロ・レイテンシーでエフェクトを適用することができる。EQやリバーブ、マイクプリ、ギター・アンプなど37種類のエフェクトが無償で付属。そのほか、ANTELOPE AUDIOソフトウェア・ストアで追加購入可能な60種類以上のエフェクトが用意されている。

 

 国内での販売開始は、Discrete 4 Pro Synergy Coreは5月、Discrete 8 Pro Synergy Coreは4月を予定している。

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