MOTU Digital Performer 11発表。サンプラー強化やMPEサポート、さかのぼり録音などの新機能を追加

MOTU Digital Performer 11発表。サンプラー強化やMPEサポート、さかのぼり録音などの新機能を追加

 MOTUから、Mac/Windows対応のDAWソフト、Digital Performer 11(オープン・プライス/以下DP11)がリリースされた。市場予想価格は、通常版が71,500円前後、クロスグレード版/アカデミック版が52,800円前後、アップグレードが23,100円前後。新機能としてNanosampler 2.0、レトロスペクティブ・オーディオレコード、アーティキュレーション・マップ、MPEサポートなどが追加されている。

 

Nanosampler 2.0

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 Nanosamper 2.0は、クラシック/ワンショット/スライスの3モードを備えたソフト・サンプラー。ZTXタイム・ストレッチも内蔵する。ドラッグ&ドロップによるファイルの読み込みに対応し、32/64ビット浮動小数点ファイルもサポートする。

 

オーディオのレトロスペクティブ・レコード

 レトロスペクティブ・レコードは、レコーディング中でなくても演奏内容を記録しておき、コマンド一つでさかのぼってトラックに反映できる機能。従来はMIDIのみだったが、オーディオにも対応した。

 

アーティキュレーション・マップ

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 キー・スイッチでアーティキュレーション(奏法)を変えるソフト音源にDP11が連動。ソフトごとに異なるキー・マップを定義しておくことで、色や奏法名を確認しながらプログラミングや演奏が可能になる。EASTWEST、VIENNA SYMPHONIC LIBRARY、SPITFIRE AUDIO、CINESAMPLES、NATIVE INSTRUMENTSなどさまざまなメーカーの製品に対応する。

 

MPEサポート

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 MPE(MIDI Polyphonic Expression)をサポートし、ノート単位でピッチ・ベンドやMIDIコントロール・チェンジ(CC)が反映できるように。DP付属のソフト音源もMPE対応を果たしている。これに併せて、データ・レーンもノート単位での表示が可能となった。

 

サード・パーティ製コントローラーとの連携強化

 クリップトリガー機能が、NOVATIONやAKAI PROFESSIONAL製のパッド・コントローラーと連携強化。クリップやシーン全体のトリガーだけでなく、コントローラーの持つさまざまな機能に対応することで、ライブ・パフォーマンス用ソフトとしての可能性がアップデートされている。

 

 また、NATIVE INSTRUMENTS Komplete KontrolシリーズやICONの各種コントローラー、AVID S6/Artistシリーズをはじめとするコントローラーとの連携も強化されている。

 

macOS BigSurとApple Siliconサポート

 なお、Mac環境下では、最新OSのmacOS BigSurならびにM1をはじめとするAPPLE Siliconプロセッサーもサポートされる。

 

製品情報

 

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