UNIVERSAL AUDIOが、UADプラグイン・システムの最新バージョンV9.14を発表。API Pre Amp(149ドル)、C-Suite C-Vox Noise & Ambience Reduction(349ドル)が新たなプラグインとして追加された。API Vision Channel Strip Collection(299ドル)やDBX 160 Compressor / Limiter(199ドル)など既存のプラグインのアップデートや、一部のプラグインでRetinaディスプレイ対応のための高解像度化もなされている。
同時にLuna Recording System(Mac環境でThunderbolt接続のUNIVERSAL AUDIOのオーディオ・インターフェースを所有者へ無償提供)もV1.1.8にバージョン・アップ。V1.1.8を使用する際には、UAD V9.14.0 (macOS 10 Mojave/Catalina)、もしくはUAD V9.14.1 (macOS 11 Big Sur/M1チップ未対応)が必要となっている。
API Vision Channel Strip Collectionのアップデートと関連して、Luna ExtentionのAPI Summingを含むAPI Vision Console Emulation Bundle(699ドル)も新たにUADプラグイン・ラインナップに追加された。
新規追加UADプラグイン
API Pre Amp(149ドル)
APIのプリアンプ・モジュール212Lを再現したプラグイン。マイク/ライン切り替えスイッチ、カット・フィルター、−6dBのラインPADなど、APIのフラッグシップ・コンソールであるVisionの機能も追加されている。オーディオ・インターフェースApolloの Unisonテクノロジーにも対応。入力インピーダンス特性やゲイン・ステージまで含めた、アナログ+デジタルのハイブリッドでその特性を再現することが可能だ。
C-Suite C-Vox Noise & Ambience Reduction(349ドル)
UNIVERSAL AUDIO初のノイズ・リダクション・プラグイン。CEDERによる最先端のノイズ・サプレッション・テクノロジーと、ライブ・ボーカルのために入念に調整されたリアルタイムUADプロセッシングを組み合わせて、低レイテンシーでリアルタイム処理を実行する。部屋鳴りや不要な残響を簡単に低減することが可能。ボーカル・レコーディング以外にも、ポッドキャスト配信、ライブ放送などでの使用にも適しているという。
アップデート
API Vision Console Emulation Bundle(299ドル)
API Vision Channel Strip Collectionがバージョン・アップ。ヘッド・アンプである212LがUnison機能に対応するほか、EQは4バンド・パラメトリック・タイプの550Lと10バンド・グラフィックタイプの560Lの選択が可能になっている。また、モデリングでの再現による出力セクションも追加された。API Vision Channel Strip Legacyのユーザーは149ドルでアップデート可能。
バンドル
API Vision Console Emulation Bundle(699ドル)
API Vision Channel Strip CollectionとAPI Pre Ampに加え、API 2500 Bus Compressor、Luna ExtentionのAPI Summingをバンドル。UADプラグインとしてはもちろん、Luna Recording SystemではLuna Extentionsとして使用可能で、Apolloの内蔵DSPを使った低レイテンシー・レコーディングを実現しながら、ミックス時にはその機能をネイティブ処理へとシームレスに切り替えられる。
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