PRISM SOUNDは、フラッグシップとなるAD/DAコンバーター&オーディオI/O、Dream ADA-128を、オンライン開催のAES SHOW FALL 2020にて発表した。
開発に5年の歳月を費やしたという本機は、音楽スタジオ、フィルム・スタジオ、ポストプロダクション、ブロードキャストなど、さまざまなワークフローをリサーチし、必要な機能を搭載したフラッグシップ・モデル。ワークフローに合わせて自由に拡張可能なモジュラー方式を採用し、2Uラックで入出力合わせて最大128chを扱える。AD/DAにはPRISM SOUNDが新たに開発したA.D.R.A.(Analogue and Digital Routing Architecture)を搭載。色付けがなく、精緻な演奏表現をとらえることが可能としている。接続方式はAVID Pro Tools|HDXやDante、MADI、AES/EBUなどに対応する。
発売から20年以上たった現在も、同社ADA-8の音質が評価されている一因は、独自技術を組み込んだクロック・ジェネレーター。ADA-128はQCLOCKという新しいシステムが搭載されており、4つのクロック・ソースを個別に設定することが可能となっている。これにより、異なるサンプリング・レートの集約/動作を本機一台でまかなうことができ、ポストプロダクション・スタジオなどで有用な機能となるだろう。
コントロールは、フロントのタッチ・スクリーンやリモート・コントロール・アプリケーションで行う仕様だ。
製品速報(英文)
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