没入型(イマーシブ)3D音声コンテンツ制作のためのAAXプラグイン(AVID Pro Tools|HD/Ultimate対応)、DSPATIAL Realityが2.0へバージョン・アップを果たした。モデリングIRリバーブと物理モデリング環境により、さまざまな音場を生み出しながら、2D/3Dパンナーを一体化。映像の背景に合わせた音空間を生み出しながら、登場人物などの動きに合わせた音像定位を実現する。このバージョン2.0では、音声素材を容易にマルチチャンネル出力する機能が追加された。
Reality 2.0では、4つのグレードがラインナップ(価格はいずれもオープン・プライス)。最上位のReality Builder(市場予想価格335,000円前後+税)は最大48.2ch出力で、22.2ch制作にも対応する。続くReality Studio(市場予想価格193,000円前後+税)は最大13.1ch対応で、Dolby AtmosやAuro-3D互換の出力が可能だ。新たに登場したReality One(市場予想価格127,000円前後+税)は、ハイト・スピーカー無しの最大7.1chサラウンド環境に向けた製品。ステレオ出力で、Ambisonicsやバイノーラルにも対応しているReality VR(市場予想価格63,000円前後+税)は価格が改定され、手ごろになった。
これらのプラグインで生み出した音場や定位は、独自の機能を用いることで、イマーシブからサラウンド、ステレオへの変換が容易に行える。
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