オーディオ・インターフェース特集2022“ステップ・アップの1台”では、10万円以内で購入できる10製品を紹介。今回は、10イン/10アウトのROLAND Octa-Captureです。
ROLAND Octa-Capture
最高24ビット/192kHzに対応する10イン/10アウトのオーディオI/O。独自のプリアンプVS PREAMPを8系統備えるほか、低レイテンシーを実現するというVS STREAMINGテクノロジーを搭載する。
価格:オープン・プライス(市場予想価格:66,000円前後)
Input/Output:10イン/10アウト
●アナログ入力:マイク/ライン/楽器入力×2(XLR/TRSフォーン・コンボ)、マイク/ライン×6(XLR/TRSフォーン・コンボ) ●ファンタム電源:入力ごとにオン/オフ ●アナログ出力:ライン出力×8(TRSフォーン) ●デジタル入出力:コアキシャル入出力 ●MIDI入出力:1イン/1アウト ●ヘッドフォン出力:ステレオ・フォーン
Specifications
●接続:USB 2.0(USB-B) ●ビット/サンプリング・レート:最高24ビット/192kHz ●付属品:USB-A to Bケーブル、電源アダプター、ラック・マウント・アングル×2 ●外形寸法:283.8(W)×50.4(H)×157.9(D)mm ●重量:1.32kg
Requirements
●Mac:macOS 10.4.11以降 ●Windows:Windows 7以降 ●共通:1.0GB以上のメモリー容量
コンパクトなサイズに8系統のマイクプリを搭載
8基のマイクプリを備えるオーディオI/O。入力ゲインを自動で全チャンネル同時に設定できるAUTO-SENS機能のほか、スペック表を見るとInput 7/8は入力インピーダンスがほかの入力と異なっていて大音量楽器(バスドラなど)に最適化されている点など、同時録音をこれから始めたいユーザーに踏み込んだ仕様で好感が持てます。抜けの良さがありつつどこか品を感じる録り音も扱いやすいでしょう。
DSPミキサーにはダイレクト・モニターに付加できるリバーブと、かけ録り可能なローカットやコンプを搭載。また、DSPミキサーやモニター用のリバーブ、チャンネルのローカットやコンプなどはコンピューターと接続しなくても動作するので、本機を単体のデジタル・ミキサーとして使用することも可能です。
これだけの機能を備えながらも小型であることが、何よりも魅力的。今回M1チップ搭載のMacでテストしましたが、レイテンシーも詰められ、ライブでも活躍しそうです。ロングセラーに納得の逸品です。
製品情報