2024年12月27日(金)12:00 ~ 2025年1月6日(月)11:00まで、サポートをお休みいたします。期間中のお問合せは、1月6日(月)以降、順次対応させていただきます。

FOCUSRITE Clarett+ 4Pre 〜10万円以内で購入できるオーディオ・インターフェース特集

FOCUSRITE Clarett+ 4Pre 〜10万円以内で購入できるオーディオ・インターフェース特集

オーディオ・インターフェース特集2022“ステップ・アップの1台”では、10万円以内で購入できる10製品を紹介。今回は、18イン/8アウトのFOCUSRITE Clarett+ 4Preです。

FOCUSRITE Clarett+ 4Pre

 オーディオI/Oシリーズ、Clarett+のマイクプリを4基搭載したモデル。プラグイン・バンドルのHitmaker Expansionや、定期的にプラグインの無償提供などのサービスを受けられるPlug-In Collectiveといったサービスも付属する。

価格:オープン・プライス(市場予想価格:81,400円前後)

左から、S/P DIF入出力、USB-C端子、オプティカル入力、MIDI入出力、ライン出力×4、ライン入力×4

左から、S/P DIF入出力、USB-C端子、オプティカル入力、MIDI入出力、ライン出力×4、ライン入力×4

Focusrite ControlのInput Settings画面。ch1/2のライン/楽器入力の切り替えのほか、各チャンネル個別にAirのオン/オフがコンピューター上からも操作可能。Airのオン/オフを切り替えると本体から“カチカチ”という音が鳴り、内部で回路が切り替わっている様子が分かる

Focusrite ControlのInput Settings画面。ch1/2のライン/楽器入力の切り替えのほか、各チャンネル個別にAirのオン/オフがコンピューター上からも操作可能。Airのオン/オフを切り替えると本体から“カチカチ”という音が鳴り、内部で回路が切り替わっている様子が分かる

Focusrite ControlのOutput Routing画面。出力先がイラストで表示されるなど、ルーティングの設定を認識しやすいDSPミキサーだ

Focusrite ControlのOutput Routing画面。出力先がイラストで表示されるなど、ルーティングの設定を認識しやすいDSPミキサーだ

Input/Output:18イン/8アウト
●アナログ入力:マイク/ライン/楽器入力×2(XLR/TRSフォーン・コンボ)、マイク/ライン入力×2(XLR/TRSフォーン・コンボ)、ライン入力×4(TRSフォーン) ●ファンタム電源:Input 1/2、Input 3/4でそれぞれ一括調節 ●アナログ出力:ライン出力×4(TRSフォーン) ●デジタル入出力:オプティカル入力、S/P DIF入出力 ●MIDI入出力:1イン/1アウト ●ヘッドフォン出力:ステレオ・フォーン×2

Specifications
●接続:USB 2.0(USB-C) ●ビット/サンプリング・レート:最高24ビット/192kHz ●付属品:USB-Cケーブル、USB-A to Cケーブル、電源アダプター ●外形寸法:22.0(W)×63.5 (H)×192.0(D)mm ●重量:1.61kg

Requirements
●Mac:macOS 10.12以降 ●Windows:Windows10、11

往年のサウンドを再現するマイクプリ4基を搭載

 4基のマイクプリそれぞれに、往年のFOCUSRITE ISAマイクプリを再現したAirモードを搭載……と書くと前編で紹介したScarlettをほうふつさせますが、Clarett+のAirエミュレートは“アナログ回路そのもの”。回路を機械的に切り替えることで、より忠実なISAサウンドを実現しています。Airオフ時は堅実でクリアなサウンド。オンにすると明るく艶やかでほのかにサチュレーションがかかる。“歌いたくなる気分にさせてくれるサウンド”と言えるでしょう。内蔵DSPミキサーを使ってAirをオンにした状態の音をモニターに返せるので、歌いやすさという面での利便性も感じます。

 背面には独立したライン入力端子が4つ搭載され、前面の入力と合わせた8系統の同時録音など、幅広いシチュエーションに対応できるようになっています。出力のch1/2に搭載されたスピーカー保護回路やMIDI端子など、自宅スタジオにおいて活躍する機能も多く、制作環境を多様に強化できる逸品です。

 製品情報 

10万円以内で購入できるオーディオ・インターフェース特集 2022

15,000円以内で購入できるオーディオ・インターフェース特集 2022

関連記事