気兼ねなく音を出して制作に向かえる環境が欲しい、あるいは周囲の雑音に悩まされずに音楽に集中したい。クリエイターがプライベート・スタジオを持ちたいという動機はそこにある。一方で、自分専用にスタジオを施工してもらうのは、夢のまた夢……と思っている人も多い。賃貸物件でそんなクリエイターの夢を叶えてくれるのが、長谷工不動産のブランド“LIVWIZ”が向ヶ丘遊園と両国に建設中のクリエイター向けデザイナーズ防音マンション“TRACK”。ただ音出しができる、防音されているというだけではなく、ミュージシャンや動画クリエイターにとって生活の拠点となることを考慮し、デザインや住宅設備まで考慮した空間が完成する予定だ。ここではそんなTRACKの特徴を紹介していきたい。
“じぶんの好きと住むマンション。”をコンセプトに、好きなことに没頭する環境を提案する長谷工不動産のデザイナーズ賃貸マンション・ブランド。これまでにサイクリスト向けのLUBRICANT ARAKAWA BASE、楽器演奏家向けにグランド・ピアノの搬入も可能な防音マンションPLAY江古田をプロデュースしてきた。
居室全体が防音仕様で自由な作業空間に
”楽器可”を謳う賃貸マンションは、これまでにもたくさん存在した。しかし、その多くは、防音仕様の一室があるケースであったり、あるいは防音性能はそこそこで住民同士がお互いに音を出すことを了解していたり、時間帯を区切って音出しができたりといった物件だ。長谷工不動産では、“好きなことに没頭できる住まい”をコンセプトとしたデザイナーズ賃貸マンション・ブランドLIVWIZの取り組みとして、楽器のプレイヤーが24時間演奏できる防音デザイナーズ賃貸マンションPLAY江古田を2019年に竣工。そこで得た知見を生かして、音楽/動画のクリエイターの創作拠点となる住居として、TRACKの企画を立ち上げた。
その防音性能は、既にPLAY江古田で折り紙付き。階下/階上に対しては−75dB、隣室(防音室)に対しては−80dBという優れた防音性能を獲得し、24時間制作に打ち込むことができる。さすがにドラム・キットの演奏は無理だが、モニター・スピーカーや生ピアノであれば十分な防音性能であるという。
しかも、ただ“防音している部屋がある”だけではないのがTRACKの特徴だ。一般的な防音マンションでは、居室内に防音壁を設けることで、どうしても音出しができる作業空間が狭くなる。TRACKには1K、1LDKと2Kの3タイプの間取りがあるが、いずれも、壁/天井/床のすべてを防音仕様の内装材などで囲み、居室全体を防音仕様に。また、キッチンや浴室、玄関などは生活空間としての快適性を求め、あえて防音性能を落としているそうだ。
さらに1LDKと2Kタイプは、居室となる一つの大きな空間を防音仕様で仕上げた上で、アルミ製のパネル・ドアで部屋を間仕切り、2つの部屋に分割。どちら側で作業するかも自由に決められる。例えば一方をボーカル・ブースに、もう片方をコントロール・ルームにといった使い分けも可能となっている。
2棟で異なるデザイン・コンセプト
TRACKは、新宿や渋谷、下北沢などへのアクセスが至便な向ヶ丘遊園、そして秋葉原や都心部へ近い両国に最初の2物件が設けられる。
両物件とも、LIVWIZのマンションを手掛けてきたブランディング・エージェンシーundrop代表の澤 曙憙誕(さわ あきひろ)氏がコンセプトとデザインを策定した。TRACK向ヶ丘遊園は“BLACK LAYERED”をデザイン・コンセプトに、外観や内装を統一。内装は、天井の照明レールや床板が斜めに走る大胆かつクールな意匠が施される。
一方、隅田川周辺エリアのTRACK両国は、街の持つ長い歴史と、近年注目スポットが急増していることの双方を鑑みて、“RETRO FUTURE”をコンセプトに据え、新築でありながらリノベーション・マンションのような雰囲気をたたえた温かみの感じられる仕上がりとなる予定だ。もちろん後述するように住居設備は最新のもので、使い勝手が良いのも新築マンションの大きなメリットと言える。
いずれも、クリエイティビティを刺激するデザインであることは間違い無いが、自宅からのライブ配信などをする機会が多くなっている昨今では、自宅がそのまま“画になるクリエイティブ空間”となっていることもポイントが高い。
制作空間&住居としての最新設備
長谷工不動産では、2019年からTRACKの計画をスタート。長期にわたって約1,000名へのアンケートや、プロ作曲家を含む数十名への対面調査を繰り返し、クリエイターのニーズを探ってきたという。
そうしたリサーチの成果の一つが、電源コンセントの倍増。しかも、一般家電用(いわゆる雑電)と音響機材用のコンセントを子ブレーカーで分け、ノイズ対策を施している。さらに機材用としては100Vと200Vのアース端子付きコンセントを用意する。アウトボードやギター・アンプなど、海外製品の使用も安心だ。
また、居室の1面に釘打ちができる補強壁を設置。大型ディスプレイ、楽器スタンドや棚などを設置をすることができる。ケーブル・フックや、調音パネルの設置にも使用可能だ。この補強壁、他戸へ音の振動が伝わらないようにスピーカーの設置は不可だが、壁の近くにスピーカーを設置するのは音質面では好ましくないので、納得の仕様だろう。
制作はもちろん、生活にも欠かせないインターネット回線も、昨今のライブ配信事情や大容量ファイルの送受信を鑑みて、一般的なマンションよりも強化。昨今、リモート・ワークが増えたことでマンション全体のインターネット回線が混み合うといったこともしばしばあるが、そうした問題が起こらないような配慮がされている。
各戸1〜2人向け住居であるにもかかわらず、C3サイズのグランド・ピアノが搬入可能な13人乗りエレベーターを設置。機材や楽器の搬入出も余裕で行える。
そのほか、“住居”であることを考慮し、エントランス/エレベーター/玄関のトリプル・セキュリティ、ハンズ・フリー対応のキー・システム、宅配ボックスなど、設備面の充実もポイントとなっている。
TRACKからTRACKへの住み替えも可能
冒頭で紹介したように、TRACKは1K、1LDK、2Kという3タイプの間取りがある。最初は1Kからスタートし、より大きなスペースが必要になったり、パートナーを迎えたりする場合も、空き室さえあれば1LDKや2Kに住み替えることも可能だ。もちろん、これだけ高機能を謳う物件であるため、通常のマンションよりも家賃は高い。だからこそ、本気のクリエイターが集う空間にもなり得るだろう。それでも、自宅がそのままクリエイティブな空間になることのメリットは、創造性をすぐ形にしたいクリエイターにとって大きい。
地方で活動を開始したクリエイターが上京時の新拠点とする。作曲活動や配信が軌道に乗り始めたのでそれに適したスペースに住み替えたい。そんな本気の人たちのニーズに応えるのが、生活とクリエイティビティが直結した新しいスタイルの住居=TRACKだと言えるだろう。
敷金・礼金0&フリーレント2カ月!早期申込キャンペーン実施中!
TRACK向ヶ丘遊園、TRACK両国、どちらも2021年11月30日(火)までの申込みで敷金/礼金がかからず、最初の2カ月分の賃料が無料になる早期申込キャンペーンを実施中! TRACKに住んでみたい!という方はぜひ早めのお申込みを!
TRACK向ヶ丘遊園
<デザイン・コンセプト>
BLACK LAYERED
<概要>
●小田急小田原線「向ヶ丘遊園」徒歩3分、「登戸」徒歩8分
●総戸数:30戸
●間取り:1K、2K、1LDK
●専有面積:32.54~50.16㎡
<第1期募集概要>
●募集戸数:15戸
●賃料:137,000~213,000円
●管理費:15,000 円
●竣工/入居予定日:2022年2月
TRACK両国
<デザイン・コンセプト>
RETRO FUTURE
<概要>
●JR総武線「両国」駅徒歩7分、都営大江戸線・都営新宿線「森下」駅徒歩10分
●総戸数:27戸
●間取り:1K、1LDK
●専有面積:25.44~40.56㎡
<第1期募集概要>
●募集戸数:15戸
●賃料:120,500~200,000円
●管理費:15,000円
●竣工/入居予定日:2022年2月
TRACKに関する問合せ
Presented by LIVWIZ 長谷工不動産