BITWIG Bitwig Studio × 西田修大 〜Bitwig Studioを楽器のように操る曲作り

BITWIG Bitwig Studio × 西田修大 〜Bitwig Studioを楽器のように操る曲作り

サンレコYouTubeチャンネルの番組『サンレコ クリエイティブ・ウィーク 2023 Spring』では、「DAWでの曲作り、プロはどうしてる?」をテーマに、クリエイターの皆さんがどのように愛用DAWで曲作りしているのかをじっくり解説。BITWIG Bitwig Studioでの曲作りの実例を見せてくれたのは、ギタリスト/プロデューサーとして引く手あまたの西田修大。本セミナーのためにオリジナル曲を制作していただき、そのデータを見ながら、実際の操作を交えて解説いただいた。途中では、愛用のギター1959年製FENDER Jazzmasterでの演奏も披露。アイディアあふれる制作技法は、Bitwig Studioユーザー以外にも参考になる内容だった。

西田修大「BITWIG Bitwig Studioを楽器のように操る曲作り」

西田修大
1988年生まれ、広島県出身のギタリスト、プロデューサー。中村佳穂、君島大空、石若駿、Yaffle、幾多りら、UA、角銅真実、ROTH BART BARON、石崎ひゅーい、KID FRESINO、Ortanceなど、さまざまなアーティストの作品やライブで活躍。今、最も注目されている音楽家の一人。


 動画冒頭で、まずはBitwig Studioを使いはじめた動機を尋ねてみたところ、「中村佳穂のバンドで一緒にやってた荒木(正比呂)や深谷(雄一)、(MASAHIRO)KITAGAWAが、みんなBitwig Studioを使っていて、“俺たちは今、共通でBitwig Studioを使ってるからお前も”というのがきっかけでした」という答えが返ってきた。

 「それまでDAWは多少触ってはいたんですけど、積極的に使うという意味ではBitwig Studioが最初の扉のようなものでした。ですから、これで当たり前にできることが実は特殊だということに最近気付いてきました(笑)。自分はギターを弾いているときにコンパクト・エフェクターを並べて、それで音を切り替えていくのがすごく好きなんですけど、Bitwig StudioはそれをDAW上でできる感覚なんです。オーディオをサンプラー的に加工してシンセみたいな音を作れたりもするし、Bitwig Studioからインスピレーションを受けて自分の曲に展開が生まれていくことも多くて、すごく気に入っています」

 Bitwig Studioの魅力をこう語った西田は、実際にギターのアルペジオ・フレーズを録音し、それをBitwig Studio付属のSamplerに取り込んで加工する手法を実演。ピッチ変更やリバース、Bounce In Placeなど、さまざまな技を組み合わせてアイディアを膨らませていく独創的な制作手法を展開した。さらにオーディオを倍音で分割できるHarmonic Splitやトランジェントで分割できるTransient SplitといったBitwig Studio 4.4の新機能や、コンピング機能でギター・ソロを再構築するアプローチも紹介してくれた。

 動画の最後に西田は、「Bitwig Studioは、スタジオでセッションしている感じで曲のアイディアを膨らませていけるスピード感が気に入ってます。その意味ですごく楽器みたいなDAW」とその魅力を再度語ってくれた。“セッションしている感じ”とは一体どういうことなのか。それは本動画を見ていただければ必ず理解していただけるだろう。なお、制作していただいた楽曲もとても素敵なので、こちらもぜひチェックしてほしい。

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