
Cubase/Nuendoといった音楽制作の主要DAWソフトを制作している独の老舗ソフトウェア・メーカーSTEINBERG。2005年にYAMAHA傘下となり、両者のシナジーによって大ヒット・オーディオI/O=UR22が生まれたのは皆さんもご存じの通りだ。
そんなSTEINBERGから、現在のシーンを見据えた意欲的な製品が登場。UR-RT4(6イン/4アウト)およびUR-RT2(4イン/2アウト)の2機種だ。

USB2.0接続で最高24ビット/192kHz対応、同社が誇るマイクプリ=D-PREをUR-RT4が4基、UR-RT2が2基搭載し、MIDI IN/OUT端子も付いている。
従来のURシリーズから刷新されたというDA部のクオリティもさることながら、注目はRUPERT NEVE DESIGNS(RND)がこのUR-RTシリーズのために製作したトランスが入っていることだ。「トランスといえばルパート・ニーヴ氏」というほどのパブリック・イメージがあるが、そのお膝元であるRNDのトランスがD-PREの後に入っており、スイッチ一つでON/OFF切り替えが可能。味わいあるサチュレーションを加えることができ、別途キャラクターの違うアウトボードを用意せずとも、録り音のバリエーションを増やしてくれる魅力的な機能が付いている。



発売は5月を予定。
価格はオープン・プライスで、市場予想価格はUR-RT4が64,800円、UR-RT2が38,700円(共に税別)となっている。
