Boutiqueシリーズに名機を再現した2機種が新登場。ROLAND「TR-08」「SH-01A」

ローランドは、Boutiqueシリーズの新たなラインナップ「TR-08」「SH-01A」を発表した。

1980年代に活躍したアナログ・シンセを気軽に楽しみたいという愛好家に向けて2015年から始まったBoutiqueシリーズは、「JUPITER-8」「JUNO-106」、ダンス・ミュージックで今もなお人気のサウンド「TR-909」「TB-303」などを再現し、現在8モデルが展開されている。

今回発表された2モデルは、伝説のビンテージ・リズム・マシンTR-808と、モノフォニック・シンセで1VCO、1VCF、1VCA、1LFO というシンプルな構成でありながら特徴的な音色で高く評価されているSH-101を最新技術でモデリングしている。オリジナルはすでに入手困難になって中古市場が高騰しているので、今回の新製品はファンにとっては待望の復刻となっただろう。

TR-08

TR-08_f

同社独自のACB(Analog CircuitBehavior)テクノロジーによってのTR-808サウンドを忠実に再現。また、ルックスや操作感までも継承しながらBoutiqueシリーズのサイズに凝縮されている。ライト/プレイのシームレスなモード切り替え、独立したトリガー・トラック、USBオーディオ/MIDIインターフェースなど、オリジナルを上回る機能を搭載。

発売は9月下旬予定で、オープン・プライス。市場予想価格は50,000円前後(税込)。

製品Webサイト
https://www.roland.com/jp/products/tr-08/

SH-01A

SH-01A-topピッチの微妙な揺らぎやLPF、ENVの特徴的な振る舞いなど、SH-101のアナログ回路設計に起因するパラメーターの相互作用まで完全再現。さらに同時発音数が4音に拡張し、オリジナル相当のMONOモードに加え、4つの音をレイヤーしたり、和音で演奏できるようになった。

また、SH-101の特徴でもあったステップ・シーケンサーも搭載し、さらに64のシーケンス・パターンを保存可能。パターンを呼び出し、CV/GATE、MIDI、USB MIDI を介して、モジュラー・シンセや、ハードウェア・シンセやソフト音源などをコントロールすることができる。

SH-01 ▲ カラー・バリエーションは3色。左からSH-01A-RD、SH-01A、SH-01A-BU(別売キーボード・ユニットK-25mを取り付けた状態)

オリジナル同様の堅牢設計のメタル・ボディ、ノブやスライダーを採用するだけでなく、当時のカラーバリエーションまで忠実に再現しており、希少性の高いレッド、ブルーもラインナップする。

発売はSH-01Aが9月下旬、SH-01A-RD、SH-01A-BUが10月下旬を予定。
オープン・プライスで、市場予想価格は50,000円前後(税込)。

製品Webサイト
https://www.roland.com/jp/products/sh-01a/

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