ヤマハ新製品発表会で個性ある3つの卓上アンプ、コンパクトサイズの電子ドラム、3.8kgの軽量シンセなどが登場

ハード/メタル系、ブルース/カントリー系、アコースティック系の3つの個性でギター演奏がより楽しめる THR10X/THR10C/THR5A

昨年10月に、ギタリストが時と場所を選ばずに充実のサウンドを楽しめることをテーマに作られ発表された「THR10」と「THR5」。これらに続き発表されたのが今回の3モデルだ。歪みサウンドに特化したTHR10X、英国/米国ブルースの高級ブティック・アンプ・サウンドをモデリングしたTHR10C、そしてアコースティックギターをマイキングしたような音が得られるTHR5Aがラインナップしている。またUSB接続端子を持っているので、PCにつないでの録音/音楽制作も可能。それぞれのコンセプトに合ったボディ・カラーも特徴的だ。いずれもオープンプライスで、11月10日より発売開始となる。

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小型ながら本格的なエレアコ・サウンドを実現したAPXT2

ヤマハ独自のピックアップシステム「A.R.T(Acoustic Resonance Transducer)」を搭載し、弦振動だけでなくボディ全体の鳴りをアンプへ出力、自然なアコースティック・ギター・サウンドが得られるAPXT2は、同社のAPXシリーズをデザインはそのままにひと回り小さくしており、女性や子供用のギターとしても最適だ。ボディカラーはナチュラルとオールドバイオリンサンバーストの2色。価格は31,500円で、12月1日発売予定。

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その他ギター製品として、エレクトリック・アコースティック・ギターのAシリーズに追加の4モデルがラインナップしたほか、SRTピックアップを最新にバージョン・アップしたLJX16CPII、マイク・スターン・シグネイチャー・モデルのエレクトリック・ギターPAC1611MS、アコースティック・ギターのエントリー向けモデルF620(以上すべて11月1日発売)、サイレントギターの数量限定モデルSLG110 SFM RTB/SLG110 NFM RTB(11月10日発売)が発表された。

豊富な練習機能、セッティングもよりコンパクト化を実現したDTX400シリーズ

電子ドラムDTXシリーズの最新機種DTX430K/DTX400Kは、さらに進化したドラム音源DTX400を搭載、メイプルカスタム/オークカスタムなどヤマハならではのモデルはもちろん、幅広いジャンルをカバーしたドラム音色を使うことができる。またエントリー・モデルとしてトレーニング機能も充実しており、ゲーム感覚で練習に励むことができる。セッティング時の寸法は幅86cm×奥行き66cmと場所を取らないコンパクトさも魅力だ。 DTX400Kはビーターをなくした静粛性の高いキックユニットを採用、DTX430Kは上位モデルと同じキックパッドとハイハットコントロールペダルでリアルな演奏を楽しめる。オープンプライスで、25日より発売開始済み。

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▲DTX400K(左)、DTX430K(右)

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▲一箱でコンパクトに梱包

ステージにフル活用できる多機能ながら3.8kgの軽量化を実現したシンセサイザー MXシリーズ

定番のキーボード・サウンドに加えて同社のフラッグシップ「MOTIFシリーズ」から1,000もの音色を内蔵したシンセサイザーMX49/MX61の特徴は、軽量・コンパクト。49鍵モデルのMX49は3.8kgと一般的なエレキギター並みで、スタジオやライブ演奏にも気軽に持ち込める。61鍵モデルのMX61も4.8kgという軽さを実現。この1台にアコースティックピアノ、エレピ、オルガンはもちろんMOTIFの音色も内蔵している即戦力も魅力だ。USB Audio/MIDIインターフェース機能を搭載、Cubase AI 6も同梱しているので音楽制作にも活用できる。発表会ではキーボーディストのGakushiが登場し、「ツアー先で作業するにも困らないし、音色の切り替え時に音切れがしないのも嬉しい」とコメント。演奏をビジュアル・エフェクトで視覚的に表現するアプリ「Visual Performer」を連動させ、製品の機能をふんだんに使ったデモ演奏も披露した。 専用ソフト/ハードケース、スタンドもオプション販売される。オープンプライスで、11月下旬発売予定。

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