スタインバーグの音楽制作ソフトウェア「Sequel 3」 10/1に発売

SteinbergSEQUEL3
ヤマハ株式会社は、音楽制作ソフトウェアの新製品として、Steinberg Media Technologies GmbH(スタインバーグ社)が開発した音楽制作ソフトウェア「Sequel 3」(シーケル・スリー)を、2011年10月1日(土)より発売することを発表した。

「Sequel 3」は、フレーズをドラッグ&ドロップで並べるだけで簡単に曲作りができる、新感覚の音楽制作ソフトウェア「Sequel」の最新版だ。作曲、録音、ミックス、パフォーマンスがシングルウィンドウで完結するコンセプトはそのままに、スタインバーグの最新音楽制作ソフトウェア「Cubase 6」から即戦力となる機能を厳選して搭載している。


付属する5,000以上のループ素材を自由に組み合わせ、新搭載のソフトウェア音源を活かしたオリジナル・フレーズの作成や、ボーカルやギターのオーディオ録音、豊富なエフェクトの活用、録音後のオーディオ編集など、本格的な音楽制作がよりシンプルに行えるよう進化。また、パフォーマンスモード機能を用いて、「Sequel 3」の各パラメーターをMIDIコントローラーで操作するなど、トラックをライブ演奏するパフォーマンスツールとしても威力を発揮する。


品番は通常版が「SEQUEL3/R」で、アカデミック版が「SEQUEL3/E」。価格はいずれもオープンプライス。


▼Sequel 3の画面



SEQUEL3の主な特長


1.作曲、録音、ミックス、パフォーマンスのための音楽制作オールインワンパッケージ


シングルウィンドウ設計により、複数のウィンドウを開くことなく、直感的に録音・編集・ミックス等の一連の作業が行える。5,000以上のループ素材、高音質なVSTインストゥルメント、多彩なエフェクトが充実しているので、即座に自分のイメージにあった楽曲を直感的に制作することが可能。また、パフォーマンスにも最適なツールを備え、これから音楽制作を始めるエントリーユーザーはもちろん、音楽パフォーマンスのためのツールを求めている人にも向いている。


2.強力なVSTインストゥルメント、オーディオエフェクトを新規搭載


ヤマハとの共同開発による音色を多数搭載するマルチティンバー音源「HALion Sonic SE」と、ビート制作に欠かせないドラム音源「Groove Agent ONE」のVSTインストゥルメントを搭載し、さらに上位グレード「Cubase 6」「Cubase Artist 6」に搭載されているバーチャルギターアンプ/エフェクト「VST Amp Rack」のライト版「VST Amp Rack SE」を搭載するなど、音楽制作において即戦力となるツールを多数装備。また、内蔵プラグインだけでなく、新たに追加するVST3プラグインにも対応し、さらに自由度の高い音楽制作が行えるようになっている。加えて、ファイル検索・マネージメント機能「MediaBay」を用いることにより、スピーディーな音色検索・管理が可能。


3.ビート制作支援ツールを新規搭載


「Cubase」シリーズで高い評価を得ているビート作成MIDIプラグインの「Beat Designer」を搭載し、これを高音質なドラム音源「Groove Agent ONE」と組み合わせて使用することで、スピーディーかつ簡単に自分好みのビート作成が可能。「Sequel 3」のシングルウィンドウ設計にあわせたグラフィックにより、シームレスに操作できる。


4.オーディオ録音・編集機能の強化


ボーカルやギターなどのオーディオ録音時に便利な機能を強化。上位グレードの「Cubase 6」譲りの機能を踏襲しており、オーディオ録音時のマルチテイクレコーディング機能、オーディオ編集の際に便利なAudioWarp機能、ステップエンベロープエディター機能を搭載している。例えば、マルチテイクレコーディング機能を利用して自分の納得がいくまでギターを何度も録音し、録音されたテイクから最適なテイクを選択して使用する、といったことが簡単に可能。また、AudioWarp機能を使えば、ハイクオリティなタイムストレッチ、ピッチシフトを簡単に行うことができる。さらに、ステップエンベロープエディター機能により、選択したパートをステップごとに分割してボリュームやパン、ピッチなどを簡単に編集したり、選択した波形をリバースすることも可能。これらの機能強化により、エントリーユーザーでも直感的にオーディオを扱うことができる。


5.ライブ演奏が可能な新機能「パフォーマンスモード」を搭載


ライブパフォーマンスに便利なパフォーマンス機能を搭載しており、イントロ・Aメロ・サビなどを最大24個のパッドに割り当て、自由に組み替えながらライブパフォーマンスすることが可能。パッド操作は、PCのキーボードや外部のMIDIコントローラーで操作することができる。さらに、ライブ録音モードを使えば、ライブパフォーマンスをしながら、その場で録音することもできるので、即興パフォーマンスにも最適。楽曲制作だけでなく、パフォーマンスツールとしても活用できる。


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