『BASS TECH BY INCOGNET』は、テックハウスやベースハウスに適したサンプルパック。JOYRYDEやAC Slaterのようなサウンドを鳴らしたい方にお薦めです。
内容としては、キックやハイハット、クラップといったドラムのワンショット、テンポ124～128BPMのシンセベースやドラムのビルドアップ、ボーカルなどのループに加え、MIDIまで収録されています。
特筆すべきはドラムフィル、そしてボーカルのループでしょう。どちらも楽曲をより深みのあるものに仕上げるために重要なパートですが、即戦力として使えるものが多数収録されており、個人的にうれしいです。特に近年のベースハウスには、ドロップに使うボーカルル―プは必須。自分で作るのはなかなか難しかったりするので、かゆい所に手が届くサンプルパックだなと感じました。
試しにキック、トップドラム、ベースを並べてみると、あっという間にクオリティの高いベースハウスが完成。そのままテンポを150BPMまで引き上げると、音質やグルーブを損なうことなく、スピードハウスを作ることができました。さらに、収録されているブレイクビーツのループにキックのワンショットを重ね、シンセベースと、ボーカルのサンプルをカットアップして加えてみたところ、レイビーなブレイクストラックを作ることができました。126BPMのバンガーなトラックからスピードハウスまで対応できる、汎用性の高いサンプルパックだなと感じました。
Ryuki Miyamoto
【Profile】1994年生まれ。九州、宮崎を拠点に活動するDJ/プロデューサー。さまざまなジャンルから取り入れた鋭いセンスを持ち味にした楽曲制作を行い、TREKKIE TRAXより発表した『blackglassG- Leave Your Name (Ryuki Miyamoto Remix)』や『Ryuki Miyamoto & Blacklolita - Secret Weapon』が海外のDJから大きくサポートされ、Skrillex主宰のウェブマガジンNEST HQにてピックアップされ話題となった。またロサンゼルスを拠点に活動するClub Aerobicsよりリリースした『Ryuki Miyamoto - Bounce Like This』や、Diploが主宰するMad DecentのファミリーレーベルGood Enuffより『Ryuki Miyamoto - Clap! Clap!』など、海外のレーベルからもリリースを積極的に行い、Martin Garrix、Panteros666 (Club cheval) 、Anna Lunoe,、Ducky、LIL TEXAS、R3LL、Uniiqu3、☆Taku Takahashi (m-flo)、tofubeatsなど国内外のアーティストからサポートを受ける。また、リミックスを含めたプロデュースワークでは倖田來未、Mr.Q（ラッパ我リヤ）、初音ミク、Panteros666などさまざまなアーティストを担当したほか、動画公開後10日間という異例の速さで100万回再生を突破したNinja Skill Ballerzのパフォーマンス音源、FIAT、MONSTER Slide the CityのCM楽曲等を担当するなど多岐にわたる。2018年6月には自身初の1st EP『Ryuki Miyamoto - Go Hard』をTREKKIE TRAXよりリリースした。
IQ Samples
BASS TECH BY INCOGNET
5,566円
（為替レートによる価格の変動あり）
▪メディア：ダウンロード販売 ▪容量：約1.11GB ▪データ・フォーマット：WAV、MIDI
