NEUMANNがオープン型スタジオ・リファレンス・ヘッドフォンNDH 30を7月28日にリリース

 NEUMANNがオープン型のスタジオ・リファレンス・ヘッドフォン、NDH 30 (オープン・プライス:市場予想価格99,000円前後)を7月28日に発売する。NDH 30は密閉型スタジオ・リファレンス・ヘッドフォンNDH 20をブラッシュアップしたモデル。スピーカー音響を自動補正するシステムNEUMANN MA 1とAutomatic Monitor Alignment技術で調整したNEUMANN KHシリーズのモニターを、ヘッドフォン上で再現することを目的に設計された。

 NDH 30は、ネオジム磁石を用いた38mmの新開発ダイナミック型ドライバーを採用。NDH 20では2枚構成だったSENNHEISERの特許技術であるDoufol膜を、NDH 30では1枚で特徴を実現しているという。これにより低域のレスポンスとリニアリティ、過渡特性(トランジェント)が向上。KHシリーズ・モニターのような優れた解像度と定位感を再現するとしている。

 ひずみ率についてはNDH 20が0.1%以下だったのに対し、NDH 30では0.03%以下に軽減。さらに、KHシリーズ・モニターの特徴でもある高精度なステレオ・イメージを表現するためにNDH 30のケーブルも新設計されている。L/Rそれぞれに専用のグラウンドを用意したことによってL/R間で生じるクロストークが大幅に低減し、ステレオの分離感が向上したそうだ。

 NDH 30はNDH 20由来の鉄製ヘッド・バンドとイア・カップなどを採用し、ハードなスタジオ・ワークにも耐えうる仕上がり。NDH 20から約10%の軽量化を達成したことにより、長時間の装着でも負担をかけない仕様となっている。折りたたみ式なため、持ち運びにも便利だ。

製品情報

関連記事