
「Keep on movin'」は、前述の通り、最終的な完成形は生楽器がメインの楽曲ですが、デモの段階ではS1のバーチャル・インストゥルメントで各パートをシミュレートしています。まずはどんな曲にするのか、デッサンということでワン・ハーフ(ワン・コーラス+サビ)だけ作ります。ここから後々どんな生演奏をダビングするか考えながら、作曲/アレンジを同時に進めていきます。作家によっては(時間がないときは筆者も)メロ、コードだけ作り、後でアレンジしますが、今回はコンセプトがはっきりしていたので、大まかなコードとメロディ・ラインを同時に作って、それに沿ったアレンジを各パートに施していきました。そしてガイドのメロディ・ラインは、S1の付属音源Presence XTの“Grand Piano”の音色を使って確定していきます。

















- Studio One 3をWi-Fi経由でコントロールするアプリ“Studio One Remote For iPad”は、反応が速く、無償である点も魅力。DAWのフェーダー画面がそのまま表示され、上部にはアレンジトラックで作成したバーも表示される。カスタマイズ可能なソフト・エディット・ボタンも作業効率を上げるために役立つ機能だ

- Studio One Remote for iPadのメイン画面