「ひずみ」がマジックの鍵……ヘバ・カドリーがビョーク『フォソーラ』に施すマスタリング

「ひずみ」がマジックの鍵……ヘバ・カドリーがビョーク『フォソーラ』に施すマスタリング

『フォソーラ』の制作で辣腕を振るったエンジニア、ヘバ・カドリー。ブルックリンのホットな地区、ダンボにスタジオを構える名手だ。マスタリング・エンジニアとして活動し、ビョークのほか、坂本龍一やスロウダイヴ、ビーチ・ハウス、アニマル・コレクティヴ、イェジなど一線のアーティストを手掛けている。『フォソーラ』ではミックスも行ったが、その工程とはどのようなものだったのか?

Kii Threeは未来を感じさせるスピーカー

『フォソーラ』は、曲単位でも全体を通して聴いてもダイナミック・レンジが非常に広く、アレンジも多様なので、マスタリングが難しかったのではないかと思います。

ヘバ 今回、私はミキサーとマスタリング・エンジニアを兼任していたけど、ミックスに関するビョークとの話し合いや作業を元にして、最終的に自分がマスタリングでどのような音作りをしたいのか明確に分かっていたの。つまりマスタリング・エンジニアの気持ちでミックスをしていた。

 

ミックスは、どのような環境で行いましたか?

ヘバ 昨年、アイスランドでミックスしていた初期の段階では、KII AUDIOのパワード・スピーカーKii Threeを使っていた。ビョークがリラックスできることを優先して、スタジオではないところで作業していたから、音場を改善するための策が必要でね。そこでKii ThreeのDSPデザインが活躍した。出音のカーディオイド・パターンを保てるので、ルーム・アコースティックにまつわる問題がほぼ解決できたわ。しかも予算を抑えながら。非常に洗練された技術で、スピーカー設計の未来だと思う。その後、最終的にはブルックリンにある自分のスタジオで仕上げを行った。モニター・スピーカーはATC SCM150A Pro、ヘッドフォンはHEDDのHEDDPhoneとSONYのMDR-7520を使った。

ヘバ・カドリーのスタジオは、ブルックリンのダンボ地区にある。ブルックリンとマンハッタンをつなぐ大橋が2つ存在する、観光客にも人気のエリアだ。スタジオの設計は音響技師ジム・ケラーのSondhusが手掛け、ヘバも「よく整えられたモニタリング環境」と満足気。NORTHWARD ACOUSTICSのカスタム・デスクを中心とし、左にATR MAGNETICSのテープをセットしたAMPEXのレコーダー、右にはNEUMANNのバイナル・カッティング・マシンが見える

ヘバ・カドリーのスタジオは、ブルックリンのダンボ地区にある。ブルックリンとマンハッタンをつなぐ大橋が2つ存在する、観光客にも人気のエリアだ。スタジオの設計は音響技師ジム・ケラーのSondhusが手掛け、ヘバも「よく整えられたモニタリング環境」と満足気。NORTHWARD ACOUSTICSのカスタム・デスクを中心とし、左にATR MAGNETICSのテープをセットしたAMPEXのレコーダー、右にはNEUMANNのバイナル・カッティング・マシンが見える

デスク周り。モニター・スピーカーはATC SCM150A Proで、中央のデスクに置かれたヘッドフォンは愛用のHEDD HEDDPhoneだ

デスク周り。モニター・スピーカーはATC SCM150A Proで、中央のデスクに置かれたヘッドフォンは愛用のHEDD HEDDPhoneだ

マスタリングのシステムについて教えてください。

ヘバ DAWはMAGIXのSequoia 15。プリマスターの再生と調整に使用しつつ、ハードウェアでの処理を経た後、マスター・レコーダーとしても使っている。Sequoia上では修正や問題解決のためにプラグインを使用していて、特にDMG AUDIOのEQUilibriumがお気に入り。周波数アナライザーのレスポンスが、これまでに使ってきたものの中で一番速い。同じメーカーのリミッター、Limitlessも大好き。パラメーターの数が多く、特にリリース・コントロールの多彩さは重宝している。アレンジがち密で、緩急に富んだ『フォソーラ』みたいなアルバムでは、Limitlessのようにさまざまな状況に対応できるツールが必要だから。TOKYO DAWN LABSのコンプ、TDR Kotelnikov GEもお気に入り。RMSのためのクレスト・ファクター(波高率)コントロールを備えていて、GML 2030をほうふつさせる。ダイナミック・レンジが広大な「フリーフォール」という曲で、すごく役に立った。そのほかPLUGIN ALLIANCE Black Box Analog Design HG-2MSやPULSAR MODULAR P42 Climaxなどのプラグイン・サチュレーターをアウトボードと併用するのが好み。2つの世界が融合すると、マジカルなことが起こるので。

ヘバのDAWはMAGIX Sequoiaで、画面はそのオブジェクト・エディター機能を「ハー・マザーズ・ハウス」に使っているところ。オブジェクトとは、ほかのDAWで言うところのリージョンやイベントで、Sequoiaではオブジェクト単位のプラグイン・インサートやAUXセンド、オーディオ編集などが行える。画面内で立ち上がっているプラグインは、ヘバが信頼を置くプラグイン・ブランド=DMG AUDIOのディエッサーEssence

ヘバのDAWはMAGIX Sequoiaで、画面はそのオブジェクト・エディター機能を「ハー・マザーズ・ハウス」に使っているところ。オブジェクトとは、ほかのDAWで言うところのリージョンやイベントで、Sequoiaではオブジェクト単位のプラグイン・インサートやAUXセンド、オーディオ編集などが行える。画面内で立ち上がっているプラグインは、ヘバが信頼を置くプラグイン・ブランド=DMG AUDIOのディエッサーEssence

MANLEYのライン・ミキサー16×2×4の下には、ヘバが「頼りにしている」と話すBLACK BOX ANALOG DESIGNの真空管サチュレーターHG-2の姿が

MANLEYのライン・ミキサー16×2×4の下には、ヘバが「頼りにしている」と話すBLACK BOX ANALOG DESIGNの真空管サチュレーターHG-2の姿が

プラグインで処理した後は、アウトボードでの音作りに移ったのでしょうか?

ヘバ そう。LYNX STUDIO TECHNOLOGY Aurora(n) 24でD/Aし、NORTHWARD ACOUSTICSのカスタム・デスクに収めたアウトボードへ送った。DANGEROUS MUSICのMaster(I/Oユニット)とLiaison(パッチ・ベイ)をはじめ、SONTEC MES-432C/6(EQ)、DANGEROUS MUSIC Dangerous Compressor、PRISM SOUND Maselec MLA-2(コンプ)、RUPERT NEVE DESIGNS Portico II Master Buss Processor(コンプ/ステレオ・イメージャー)、SQUAREWAVE INDUSTRIESがモディファイしたNEUMANNマスタリング・デスク用のOE Duo(EQ)、MANLEY  Massive Passive Stereo Tube EQ、そしてGYRAF AUDIOのアウトボードをたくさん持っていてね。Gyratec 23-S(EQ)、G14-S(EQ)、G24(コンプ)、Gyratec XXI(クリッパー)などをそろえていて、大ファンなの。

ヘバが「大ファン」と話すデンマークのブランド=GYRAF AUDIOのアウトボード群。個性派ぞろいだそうで、写真上からGyratec 23-S(ティルトEQ)、G14-S(パッシブ・チューブEQ)、G24(パッシブ・コンプ)、Gyratec XXI(パッシブ・クリッパー)

ヘバが「大ファン」と話すデンマークのブランド=GYRAF AUDIOのアウトボード群。個性派ぞろいだそうで、写真上からGyratec 23-S(ティルトEQ)、G14-S(パッシブ・チューブEQ)、G24(パッシブ・コンプ)、Gyratec XXI(パッシブ・クリッパー)

写真上段のパッチ・ベイDANGEROUS MUSIC Liaisonは、ヘバのアウトボードをルーティングするための要。その下にはAVALON DESIGNのプリアンプVT747-SP、NEUMANNマスタリング・デスク用のEQであるOE Duoをマウント

写真上段のパッチ・ベイDANGEROUS MUSIC Liaisonは、ヘバのアウトボードをルーティングするための要。その下にはAVALON DESIGNのプリアンプVT747-SP、NEUMANNマスタリング・デスク用のEQであるOE Duoをマウント

ガバのビートをクレイジーにひずませた

GYRAF AUDIOはデンマークのブランドですね。

ヘバ 今の私は、 Gyratec XXIのような個性あふれる機材に引かれている。これはパッシブ動作のクリッパーで、決して万能型ではないけれど、素晴らしくワイルドなサチュレーションを生み出す。エンジニアリングの方法を考え直させられるくらいね。それから、BLACK BOX ANALOG DESIGNの真空管サチュレーターHG-2やTRIADのビンテージ・トランスフォーマーHS-66、WESTERN ELECTRICのトランスフォーマー111Cなども頼りにしている。この10年で、マスタリングに対する人々の好みが変わった。以前は原音忠実で、透明感のある音質の機材にこだわっていたけれど、近年はDAWシステムの進化もあってか、よりカラフルでクリエイティブなマスタリングが求められている。『フォソーラ』では、「アトポス」「トロラガバ」「フォソーラ」といった曲の、壮大で火山が爆発するようなガバの瞬間に、すべてのしかるべきところでパンチを効かせクレイジーにする必要があった。だから遠慮せずに、思い切りサチュレーションをかけてチェインをプッシュした。

音作りに使用しているというトランス。写真左からTRIAD HS-66とWESTERN ELECTRIC 111C

音作りに使用しているというトランス。写真左からTRIAD HS-66とWESTERN ELECTRIC 111C

かたや「ヴィクティムフッド」のように、シネマティックでディープな音像の楽曲もあります。

ヘバ あの曲には、プラグインとアウトボードの両方でハーモニック・プロセッシングを行い、命を吹き込んだ。よりクリーンでライトなサウンドが必要だったのは「ソロウフル・ソイル」「アンセストレス」「フリーフォール」などの楽曲ね。「ソロウフル・ソイル」のクワイアはHáteigskirkja、「フリーフォール」のストリングスはVíðistaðakirkjaというアイスランドの教会でレコーディングされ、いずれも響きが素晴らしかったから、録り音を尊重しつつマスタリングした。サウンドのクリーンさや透明感を保って、忠実に仕上げることが私にとって重要だった。

 

アウトボードで処理された信号は、どのようなA/Dコンバーターを介してSequoiaに入力されたのですか?

ヘバ LAVRY ENGINEERING AD122-96 MKIIIを使ってA/Dした。Sequoiaについて少し話しておくと、私の一番好きな機能はオブジェクト・エディター。いわゆるオーディオ・イベントに対してプラグインを挿したり、何らかのエディットを施せるもので、トラック単位の処理よりもずっと自由度が高い。これがあるから数多くのエフェクトが使えるし、スナップショットもたくさん保存できる。マスターに対して“エフェクトの押し引き”が簡単に行える。例えば壮大で爆発的な瞬間に、サチュレーションの量をグッと引き上げるとかね。またピンポイントな修正も可能で、各所の歯擦音に対して、別々の設定のディエッサーをかけるような処理がすぐに済む。問題に対して正確に対応できるということ。

LINDOS ELECTRONICSのThe MiniSonic MS20やWARD-BECK SYSTEMSのXTM4 Extended Range Test Meterといったメーターの下には、プラグインで処理した音をD/Aするのに使っているLYNX STUDIO TECHNOLOGY Aurora(n) 24、アウトボードでの音作りを経たサウンドがA/DされるLAVRY ENGINEERING AD122-96 MKIIIを設置。DANGEROUS MUSICのDAコンバーターConvert-2やDangerous Compressor、PRISM SOUNDのコンプMaselec MLA-2もスタンバイ

LINDOS ELECTRONICSのThe MiniSonic MS20やWARD-BECK SYSTEMSのXTM4 Extended Range Test Meterといったメーターの下には、プラグインで処理した音をD/Aするのに使っているLYNX STUDIO TECHNOLOGY Aurora(n) 24、アウトボードでの音作りを経たサウンドがA/DされるLAVRY ENGINEERING AD122-96 MKIIIを設置。DANGEROUS MUSICのDAコンバーターConvert-2やDangerous Compressor、PRISM SOUNDのコンプMaselec MLA-2もスタンバイ

音の良さはアレンジとミックス次第

『フォソーラ』のマスターは、CD用とストリーミング・サービス用に作り分けたのですか?

ヘバ いえ、両者に違いは無い。『フォソーラ』はアナログ盤も出ていて、そのマスタリングとカッティングはブルックリンのエンジニア、ジョシュ・ボナーティが手掛けている。私は、カッティングに対する彼のクリエイティブなアプローチが大好き。恐れずにさまざまなことを試し、要求以上の結果をたたき出すから。彼との作業で多くを学んだ。

 

あなたも普段、アナログ盤向けのマスタリング〜カッティングを手掛けますよね。

ヘバ ええ。アナログ用のマスタリングは、CDやストリーミングのそれとはかなり違う。あまりコンプレッションしないし、高域を抑え、低域をよりち密にコントロールするから。クリッピングしたアタック成分や過度にリミッターのかかったマスターは、アナログ盤だとかなり鈍い音になってしまうので、ピークを殺さないことでカッティング・マシンの調整幅が広がり、より良い形にできる。

 

『フォソーラ』のプリマスターは、トゥルー・ピーク値をどのくらいに設定していましたか?

ヘバ 曲によって違ったけど、-8~-4dBの間だった。私はミックスの際に、トータル・コンプをあまりプッシュしなかった。コンプを深めたり、ひずませたりする必要を感じる場合はあるものの、ケース・バイ・ケースね。

 

プリマスターのトゥルー・ピーク値に“このくらいが良い”というあんばいのようなものは、あるのでしょうか?

ヘバ 明確な答えは無いと思う。完全に、アレンジとミックス次第ね。ビョークとは違うプロジェクトで、ヘッドルームがほとんど無いほどリミッティングされたプリマスターをもらったことがあるけれど、クレスト・ファクターがそこそこで、音はかなり良かった。それはアレンジがしっかりしていて、ミックスのバランスも良かったから。逆に、ひどいプリマスターもしょっちゅう来るので、ミキサーが乗り気なら話し合うこともある。個人的にはダイナミック・レンジの広いプリマスターの方が好きだけど、ミキサーがトータル・コンプを外した瞬間にバランスが崩壊する場合もあるので、そういうときは私がマスタリングですべてを再構築する。でも、周囲の人がミックスの出来栄えに既に満足しているなら、マスタリングでの作り直しは必要ないとも思っている。結局のところ、ミキサーとマスタリング・エンジニアの間で最も重要なのは“話し合い”。だからこそ、両者で長年にわたる関係を築くのが望ましい。マスタリング・エンジニアにとって、自分がどんな素材を受け取るのかはっきりと分かるし、ミキサーやアーティストが求めていることも分かる。そういうのが最高のプロジェクトね。マスタリング・エンジニアは、素材をラウドにするだけの名前も分からない人ではなく、チームの一員である気がする。

 

その考えに共感します。ミキサーやアーティストは、マスタリングで意図とは違う仕上がりになるより、ミックス以上の出来栄えにしてもらえる方がうれしいはずなので。

ヘバ 私のアプローチは、常にアーティストのビジョンを尊重して、邪魔をしないこと。今回のビョークはアーティストでありプロデューサーでもあって、そのビジョンはカミソリのように鋭いけど、一方でクリエイティビティやコラボレーションの余地も残しておいてくれる。彼女のアーティストとしての偉大さを考えると、信じられないほどに素晴らしいことよ。ビョークは常に現場にいて、私たちに歌詞やアレンジの背後にある意図、言葉や音のチョイスに関するすべての意味、どういった音色やフィーリングを求めているのか……といったことを実に細かくぜいたくに説明してくれる。彼女は私に素晴らしい情報をたくさん提供してくれるので、おかげで私は“ビョークと言えばこれ”という、豊かで鮮やかな音像を生み出すためのツールを見つけることができる。どの筆を使うか、もしくはどの絵の具を組み合わせるかを決めるようなものね。

 

エンジニアに対しても、真摯に熱心に接するのがビョークのスタイルなのですね。

ヘバ 音に対して、あそこまで素晴らしいボキャブラリーを持っているアーティストと仕事をしたのは、ビョークが初めてじゃないかしら。ものすごくインスパイアされるし、私が最もクリエイティブな作業をできるようにしてくれる。自分の音作りが、アーティストやミキサーが求めているものをストレートに反映したものであれば、それが彼らの期待を上回るものになっていてほしい。そうなっていたら、一日の仕事を終えた気分になる。それが私のマスタリングね。

Release

『フォソーラ』
ビョーク
ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ:TPLP1485CD1J

Musician:ビョーク(vo、prog)、ガバ・モーダス・オペランディ(prog)、フェルディナンド・ラウター(prog)、エル・グィンチョ(prog)、サイド・プロジェクト(prog)、ジェイク・ミラー(prog)、ルシンドリ・エルドン(vo)、エミリー・ニコラス(vo)、サーペントウィズフィート(vo)、イザドラ・ビャルカルドッティル・バーニー(vo)、ボールドヴィン・イングヴァル・トリグヴァソン(clarinet)、グリムール・ヘルガソン(clarinet)、ヘルガ・ビョルグ・アルナルドッティル(clarinet)、ヒルマ・クリスティン・スヴェインスドッティル(clarinet)、クリスティン・トラ・ペトゥルスドッティル(clarinet)、ルナル・オスカーソン(clarinet)、アシルドゥル・ハラルドスドッティル(fl)、ベルグリンド・マリア・トマスドッティル(fl)、ビョルグ・ブリャンスドッティル(fl)、ダニー・マリノスドッティル(fl)、エミリア・ロス・シグフスドッティル(fl)、ハフディス・ヴィグフスドッティル(fl)、メルコルカ・オラフスドッティル(fl)、パメラ・デ・センシ(fl)、シングリングッシュ・ヒョルティス・インドリザドッティル(fl)、ソルヴィフ・マグヌスドッティル(fl)、ステンヌ・ヴァラ・パルスドッティル(fl)、スリィドゥシュ・ヨンスドッティル(fl)、マティアス・サプライヤー・ナルドー(oboe)、ソラヤ・ナイヤル(perc)、ベルガー・ソリソン(tb)、ハムラリッド・クワイア(cho)、ソルギェルズル・インゴルフスドッティル(conductor)、ラッキゥシュ・イングン・ヨハンスドッティル(conductor)、ウナ・スヴェインビャルナルドッティル(vl)、ヘルガ・ビヨルグヴィンスドッティル(vl)、イングリッド・カールスドッティル(vl)、ゲイスルーブシュ・オウサ・グルズォンスドッティル(vl)、ソウルン・オウスク・マーリノウスドウッティル(vl)、ルチャ・コチョット(vl)、ローラ・リウ(viola)、シグルズル・ビャルキ・グンナルソン(vc)、ジュリア・モゲンセン(vc)、ヤン・シュン(contrabass)
Producer:ビョーク
Engineer:ベルガー・ソリソン、ヘバ・カドリー、ジェイク・ミラー、ゲストゥシュ・スウェンソン、エイヴィッド・ヘルゲロッド、サーペントウィズフィート
Studio:Sýrland、Víðistaðakirkja(教会)、Háteigskirkja(教会)、Gorong Gorong Records、他

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