Apple iPhone/iPad向けの無料音楽アプリ「GarageBand」の入門書として『GarageBandで遊ぼう!〜iPhone/iPad無料アプリで音楽する』が3月20日(月)に小社リットーミュージックより発売となります。著者はサンレコでもおなじみのプロデューサー/ギタリストの阿瀬さとし(Cojok)さんです。
読んだ瞬間から音楽を作りたくなる
本書は、全く楽器や音楽理論に触れたことが無い人から、楽器を演奏したり歌ったりするのが好きな方に向けて、GarageBandの操作を「音楽制作に即した手順で」丁寧に解説しています。
阿瀬さんが本書の「おわりに」の中で、
読んでみた瞬間から音楽を作りたい! と思ってもらえる、そんな内容を目指してみました。
……と触れているように、GarageBandのさまざまな機能を使って、楽しく音楽を作っていくのが狙いです。GarageBandの操作だけではなく、それをどうやって「音楽」にしていくのかまでを意識して一冊にまとめています。
DTMerの皆さん、「ガレバンの使い方」、知ってます?
一方で、普段はパソコンで音楽を制作している、いわゆるDTMerの皆さんも、意外とiPhone/iPadのGarageBandと真剣に向き合った経験は無いと思います。
GarageBandはiPhoneやiPadを買ったら既にインストールされているので、とりあえず一回くらいは起動してみたことがあると思います。でも、適当に鍵盤をタップして音を鳴らしてみて、「それで?」という感じで終わりがちです。(中略)「ちょっと触って、よく分からないから終わり」にしてしまい、一生起動しないで終える方も多いかと思います(笑)。
GarageBandは多くの機能を一画面でまとめている分、どこに何があるのか、使い始めたばかりのころは把握するのが難しい(特に画面の小さいiPhoneでは)という一面があります。例えば、以下のような操作をあなたはすぐできますか?
- 今鳴らしているシンセの音色を変える
- テンポを変える
- 制作中の曲の小節数を増やす
- 指定した部分だけクオンタイズをかけてタイミングをそろえる
本書では、制作の流れに従って解説しているパートが多いので、解説に沿って遊んでいるうちに、こうした操作を覚えられるようにしています。
プロもGarageBandで曲を作っている
実は阿瀬さんも編集部も、GarageBandに真剣に向かってみたのは、本書の企画を立ち上げてからでした。実際に触ってみると、その奥深さにハマってしまい、阿瀬さんは最近、作曲の仕事でもGarageBandを使うようになったというほど。
プロの現場でもGarageBandはただのメロディ確認用の鍵盤代わりになってることも多いので、同業者の方もぜひ曲作りに活用してみてください。
……とも記しています。
『GarageBandで遊ぼう!』5つのポイント
1.「何がどこにあるのか」が分かる!
機能が多いGarageBandの中で、「何がどこにあるか?」を作業の流れに沿って丁寧に解説しています。
2.「曲作りの流れ」が分かる!
GarageBandの豊富な機能を使いながら、曲作りの流れをフォローしています。
3.「やりたいこと」の手順が分かる!
作曲や録音、メトロノーム代わりに使えるリズム作り、あるいは「歌ってみた」の準備など、「これをやりたい!」という目的に合わせ、設定や準備から実際の録音〜曲作りの手順を紹介しています。
4.極力iPhone/iPadのみで完結!
外部機器や他のソフトに頼らず、極力iPhone/iPadのみで完結できるよう、内蔵マイクを使った録音テクニックもプロの視点から解説しました。
5.エレキギターや外部キーボードのつなぎ方も分かる!
エレキギター録音や外部キーボードでの演奏をしたいという人にも、そのための設定手順を紹介しています。
GarageBandで遊ぼう!〜iPhone/iPad無料アプリで音楽する
CONTENTS
- 序章 GarageBandとは?
- 第1章 LIVE LOOPSで遊ぼう!
- 第2章 ドラムの演奏をアプリに任せる!
- 第3章 ループ素材で曲を作る!
- 第4章 自力でダンスビートを作る!
- 第5章 Touch Instrumentで遊ぶ
- 第6章 自分の演奏で曲を作る!
- 第7章 内属マイクで録音してみよう
- 第8章 「歌ってみた!」に挑戦しよう
- 第9章 エフェクトを使ってみる
- 第10章 エレキギターを録る
- 第11章 ジャムセッションで一緒に曲作り
- 第12章 曲の書き出し方/渡し方
- Tips 外部キーボードで演奏する
Tips MIDI録音のポイント