8月5日(土)、6日(日)『音の始源を求めてPresents 電子音楽の個展 「湯浅譲二」』開催

音の始源を求めてPresents 電子音楽の個展 「湯浅譲二」

 8月5日(土)、6日(日)、御茶ノ水RITTOR BASEにて、電子音楽鑑賞会『音の始源を求めてPresents 電子音楽の個展 「湯浅譲二」』が開催される。

『音の始源を求めてPresents 電子音楽の個展 「湯浅譲二」』

 NHK電子音楽スタジオは1950年代半ばに世界の最先端の電子音楽スタジオとして設立後、半世紀にわたって活動を続け、日本のみならず世界の電子音楽史に大きな足跡を残しました。来年2024年はNHK電子音楽スタジオが生まれて70年。その記念すべき年に向け「音の始源を求めて」では、あらためてそこで生まれた電子音楽を聞く会として、今年“電子音楽の個展”シリーズをスタートしました。

 第1回の近藤譲に続く第2回となる今回は、作曲家・湯浅譲二がNHK電子音楽スタジオに残した6作品および今回新しく収録した湯浅譲二本人による楽曲解説ほかをビデオ再生で聞く催しとなります。注目していただきたいのは、5ch版「イコン」の再生を行うこと。CDでは伝えられなかったマルチチャンネル作品ならではの音像をRITTOR BASEのサウンドシステムで体験できる貴重な機会となり、電子音楽ファンはもとより、音楽制作に関わるエンジニア、すべての音楽好きにとって必見、必聴の内容となるでしょう。(*湯浅譲二本人の出演はありません)

 「音の始源(はじまり)を求めて」は、NHK電子音楽スタジオで 制作された作品をエンジニアの目線から電子音楽を捉え、今から30年前『音の始源を求めて 塩谷宏の仕事』を皮切りに、佐藤茂、小島努、大石満の仕事など、これまで10枚の電子音楽作品をCDとしてリリースしています。「音の始源を求めて」は#10で一旦、 エンジニアシリーズを締めくくり、新たに作曲家シリーズを始めます。その第一弾として「湯浅譲二の仕事」をこの日に発表します。

開催概要

  • 日程:2023年8月5日(土) 1stセット 開演15:30 2ndセット 開演18:30
       2023年8月6日(日) 1stセット 開演15:30 2ndセット 開演18:30
       *各回内容は同一。開場はそれぞれ開演の30分前。
  • 定員:各回25名
  • 入場料:2,200円(税込)
  • 会場:御茶ノ水RITTOR BASE
  • 主催:大阪芸術大学音楽工学OB有志の会/リットーミュージック

お申し込みはこちらから。

曲目

  • NHKホールの開演ベル(1973)
  • プロジェクション・エセンプラスティク(1964)
  • ホワイト・ノイズによるイコン(1967)
  • ヴォイセス・カミング(1969)
  • 沖縄海洋博メインパビリオンの音楽(1975)
  • マイ・ブルー・スカイ.1(1975)
    *曲間に湯浅譲二本人による解説ビデオを上映

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