
ZOOM ARQ Aero RhythmTrak AR-96(以下、ARQ AR-96)が先月発売となった。これはダンス・ミュージックに特化したパフォーマンスや制作向きのリズム・マシンとパッド演奏、トラック・メイキングが行えるグルーブ・マシン。今までにないユニークな形とコンセプト、そして目立つイルミネーションで話題となっているが、その発売記念パーティが去る26日、Red Bull Studio Tokyoで行われた。CEOや開発者のトークや、デモンストレーターたちのパフォーマンス、そしてタッチ&トライ・コーナーなどが設けられ、ARQ AR-96の魅力について大いに体感できるイベントとなった。
コーポレート・タグ=WE’RE FOR CREATORSの思い
イベントはズーム代表取締役CEO、飯島雅宏氏のあいさつからスタート。同社の経営方針について説明した。目先の利益にとらわれず、今後100年続くブランドを目指すことを経営理念とし、その礎を築いていくために商品開発5カ条を掲げている。それを具現化したのがARQ AR-96だという。

2人のクリエイターによるデモンストレーション
シンガー・ソングライターのITSUKAが登場。ARQ AR-96の基本的な機能を紹介し、作成したパターンをつなげて曲を完成させるまでのデモンストレーションを披露した。「自分のライブでは、ARQ AR-96にビートやコードを担当してもらい、ギターを弾きながら歌うコラボを考えています。面白い使い方があれば皆さんとシェアしてARQ AR-96を有名にしていきたい」と語った 。

続いてARQ AR-96のパフォーマンスを繰り広げたのは、正体不明のARQ MAN。DJセットとARQ AR-96を組み合わせたパフォーマンスを披露した。DJセットの音はARQ AR-96の入力端子を経由してARQ AR-96本体から出力されるように接続。これによりDJセットの音とARQ AR-96の音をミックスしたりARG AR-96のエフェクトを施すことができるわけだ。プレイの最中、リング・コントローラーを外して会場に飛び出し、派手なパフォーマンスで会場を沸かせた。

車中のひらめきがリング・コントローラー誕生のきっかけに



製品情報
ZOOM ARQ Aero RhythmTrak AR-96
https://www.zoom.co.jp/ja/products/production-recording/digital-instruments/arq-aero-rhythmtrak
なお、ARQ-96のレビューはサウンド&レコーディング・マガジン2016年9月号に掲載中だ。