
メディア・インテグレーションは、TEENAGE ENGINEERING Pocket OperatorのPO-20シリーズ(PO-20 Arcade、PO-24 Office、PO-28 Robot)を2016年9月に国内発売する。
その新製品発表会が、松武秀樹氏プロデュースのエキシビション&ポップ・アップ・ショップpinewaves Vol.1が開催されている西麻布KONTACTO EAST STUDIOで行われた。

TEENAGE ENGINEERINGについて
TEENAGE ENGINEERINGはスウェーデンのストックホルムでガレージ・カンパニーとしてスタートした。初めて世に出したOP-1は、ポータブルでスタイリッシュな見た目とは裏腹にシンセサイザーにサンプラー、エフェクトやシーケンサー、4trMTR、傾きセンサー、さらにはFMラジオも搭載するパワフルな電子楽器として話題となった。

このOP-1のサウンド・クオリティをさらに多くの人に届けるために開発したのがPocket Operatorだ。1年半前に発売されたPO-10シリーズはリズム・マシンとベース・マシン、リード・シンセをそれぞれポケットに入る電卓の様なサイズに詰め込み、3つがそろえばきちんと演奏できるように開発されている。実際に売れるか全く分からない状態で開発していたが、幸いなことに初出荷分はすべて完売したほど人気になったという。

(サウンド&レコーディング・マガジン2015年8月号でのレビューはこちら)

さらにチップチューンにフォーカスしたPO-20シリーズ

新しく発売となるPO-20シリーズは、自社ですべて開発していたPO-10とは異なり、社外からプログラマーを招き、さらにチップチューンにフォーカスした音色になっている。
PO-20 Arcade
文字通りアーケード・ゲームをコンセプトとし、内蔵の8ビットのシンセサイザーで音色が作られている。
PO-24 Office
タイプライターやコピー機などのオフィス機器から実際にサンプリングしたサウンドとシンセサイザーのサンプルで構成され、グリッチ感のあるドラム・サウンドを得意としている。
PO-28 Robot
PO-20と同じく8ビットのシンセサイザーを内蔵しているが、メロディ演奏に重点が置かれている。 PO-20シリーズの発表会の後、Pocket Operatorを使ったワークショップが行われた。講師を務めるorigami PRODUCTIONSのShingo Suzuki氏の元、3人の受講者が1組となり、PO-10シリーズを使い演奏を楽しんだ。


関連リンク
pinewaves Webサイト
http://www.pinewaves.jp/
TEENAGE ENGINEERING日本語ページ
http://www.minet.jp/brand/teenageengineering/