ゲーム感覚で演奏が楽しめるTEENAGE ENGINEERING Pocket OperatorにPO-20シリーズが新登場

メディア・インテグレーションは、TEENAGE ENGINEERING Pocket OperatorのPO-20シリーズ(PO-20 Arcade、PO-24 Office、PO-28 Robot)を2016年9月に国内発売する。

その新製品発表会が、松武秀樹氏プロデュースのエキシビション&ポップ・アップ・ショップpinewaves Vol.1が開催されている西麻布KONTACTO EAST STUDIOで行われた。

00po2a ▲プレゼンテーターはメディア・インテグレーションの畑澤氏(写真左)と岡田氏(写真右)。急きょ来日したTEENAGE ENGINEERINGのTobias von Hosten(トビアス・フォン・ホステン)氏(写真中)も登壇した。

TEENAGE ENGINEERINGについて

TEENAGE ENGINEERINGはスウェーデンのストックホルムでガレージ・カンパニーとしてスタートした。初めて世に出したOP-1は、ポータブルでスタイリッシュな見た目とは裏腹にシンセサイザーにサンプラー、エフェクトやシーケンサー、4trMTR、傾きセンサー、さらにはFMラジオも搭載するパワフルな電子楽器として話題となった。

110915_OP_1-main ▲OP-1(サウンド&レコーディング・マガジン2011年10月号でのレビューはこちら

このOP-1のサウンド・クオリティをさらに多くの人に届けるために開発したのがPocket Operatorだ。1年半前に発売されたPO-10シリーズはリズム・マシンとベース・マシン、リード・シンセをそれぞれポケットに入る電卓の様なサイズに詰め込み、3つがそろえばきちんと演奏できるように開発されている。実際に売れるか全く分からない状態で開発していたが、幸いなことに初出荷分はすべて完売したほど人気になったという。

MAIN ▲Pocket Operator PO-10シリーズ。(写真左から)PO-12 Rhythm、PO-14 Sub、PO-16 Factory
(サウンド&レコーディング・マガジン2015年8月号でのレビューはこちら
po-cheapmonday ▲Pocket Operatorには、アパレル・ブランド“CHEEPMONDAY”のロゴがプリントされている。古くからTEENAGE ENGINEERINGと縁があったこともあり、異なる分野のコラボレーションで生まれる相乗効果を狙っているという

さらにチップチューンにフォーカスしたPO-20シリーズ

00po2 ▲PO-20シリーズ PO-20Arcade (写真左)、PO-28 Robot(写真中)、PO-24 Office(写真右)

新しく発売となるPO-20シリーズは、自社ですべて開発していたPO-10とは異なり、社外からプログラマーを招き、さらにチップチューンにフォーカスした音色になっている。

PO-20 Arcade

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文字通りアーケード・ゲームをコンセプトとし、内蔵の8ビットのシンセサイザーで音色が作られている。

PO-24 Office

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タイプライターやコピー機などのオフィス機器から実際にサンプリングしたサウンドとシンセサイザーのサンプルで構成され、グリッチ感のあるドラム・サウンドを得意としている。

PO-28 Robot

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PO-20と同じく8ビットのシンセサイザーを内蔵しているが、メロディ演奏に重点が置かれている。 PO-20シリーズの発表会の後、Pocket Operatorを使ったワークショップが行われた。講師を務めるorigami PRODUCTIONSのShingo Suzuki氏の元、3人の受講者が1組となり、PO-10シリーズを使い演奏を楽しんだ。

00po2c ▲ワークショップは満席。Pocket Operatorを初めて触る参加者も多く見られたが、その場で操作を習得していたようだ
00po2b Pocket Operatorは簡単な接続でテンポの同期が行える。また電池駆動&スピーカー搭載により、どこでも演奏できるのが特長だ

関連リンク

pinewaves Webサイト
http://www.pinewaves.jp/

TEENAGE ENGINEERING日本語ページ
http://www.minet.jp/brand/teenageengineering/