クリプトン・フューチャー・メディアによるAPS(Audio Processing Service)

6月28日〜7月1日に東京ビッグサイトで行われた「コンテンツ東京2016」内の 「第2回先端コンテンツ技術展」にクリプトン・フューチャー・メディアが参加。AUDIOMANIAXとの提携による、映像やドラマの音声から特定の演者のセリフを抜き出したりBGMを削除できるサービス“APS”などの展示を行った。

AUDIOMANIAXは、映像や音楽のボーカル/声と伴奏を高い次元で分離する“ADXテクノロジー”を使った製品を展開するデベロッパー。弊誌でも2ミックスの素材からボーカルとオケを分離させる同社のソフトウェアTrax Proをレビューしたが、現在クリプトン・フューチャー・メディアは同社と共同で、映画やTVの吹き替えを行う際に台詞のみをキャンセルしたり、特定のBGMを抽出して差し替えられるB to Bのサービス「APS(Audio Processing Service)」を展開している。

「先端コンテンツ技術展」の会場ではTrax Proをインストールしたコンピューターが展示され、実際に台詞やBGMをキャンセルするデモンストレーションが行われていた。

IMG_4009 APSのデモ・ブース

※下の映像はエルビス・プレスリーの「ラヴ・ミー・テンダー」からプレスリーのボーカルだけを抜出し、バーバラ・ストライサンドとのデュエット作品のリリースを可能にした事例。

音楽的には、マスターが2ミックスしか無い素材からも高精度でアカペラやインストを抽出できるという。これにより、これまでは不可能と考えられていたリミックスなどの可能性も大きく広がることになる。APSの詳細については、下記を参照いただきたい。

APS(Audio Processing Service)

「先端コンテンツ技術展」のクリプトン・フューチャー・メディア・ブースでは、ほかに新世代のカード型メディア「SONOCA」や、リアルタイム・3DCG・コントロール・システム「R3」のブースを設置。R3はNOVATION LaunchPadと、話題のコントローラーROLI Seaboard Riseを使って、初音ミクのダンスをリアルタイムでコントロールするデモに注目が集まっていた。

R3のブースではNOVATION LaunchPadとROLI Seaboard Riseを使って初音ミクのダンスをコントロールするデモを展示 R3のブースではNOVATION LaunchPad(右)とROLI Seaboard Rise(左)を使って初音ミクのダンスをコントロールするデモを展示

なお、初音ミクの創作文化を体感できるイベント『マジカルミライ 2016』は、企画展:9月9日(金)〜9月11日(日)、ライブ:9月10日(土)、11日(日)という日程で、幕張メッセにて開催される。

関連リンク:
SONICWIRE
APS
初音ミク『マジカルミライ 2016』