Shureはライブパフォーマンス向けのダイナミック・ボーカルマイクNexadyne 8を発表した。2つのダイアフラムがトランスデューサー内で連携するShure独自の特許技術Revonicデュアルエンジンテクノロジーを搭載する。5月17日(金)発売。
Nexadyne 8は、カーディオイド(単一指向)のNexadyne 8/Cと、スーパーカーディオイド(超指向)のNexadyne 8/Sがラインナップされている。どちらもオープンプライスで、市場予想価格は48,400円前後。7月にはワイヤレスモデルやワイヤレスマイク用カプセルの発売も予定されている。
Revonicテクノロジーは1つのトランスデューサー(エンジン)内に2つのダイアフラムを配置し、指向性の一貫性と近接効果を大幅に改善する特許技術。同社KSM8で採用されているDualdyneテクノロジーが、アクティブとパッシブ、2枚の超極薄ダイアフラムを備えているのとは異なり、2つのダイアフラムが電気的に接続されているのが特徴だ。
このRevonicテクノロジーの採用により、カートリッジ空間内でのチューニングが行いやすくなり、周波数や極性パターンをコントロールすることで、必要最低限のEQでクリアで忠実なボーカルサウンドが得られるようになったとのこと。また軸外音を拾いにくくなるとともに指向特性の安定性が増し、出力がよりクリアになっているという。同時に、機械的なノイズ、ハンドリングノイズ、ステージ上のノイズを最小限に抑え込んでいる。