HAYAKUMOより、国産高品質パーツを使用したスタジオユースのパッシブ・モニターコントローラーizarai（オープンプライス：市場予想価格84,700円前後）が12月中旬に発売される。
シンプルな構造で電子回路を持たないパッシブ方式にしたことにより、原音に余計な変化をもたらすことなく、モニター音量のコントロールや入力ソース／スピーカーの切り替えができるという。核となるアッテネーターは、60年以上にわたりロータリースイッチを製造する東京測定器材製の4回路／23接点モデルを使用。専用デザインのアルミノブとプッシュボタンにより、洗練された質感に高められている。
開発にはエンジニアのグレゴリ・ジェルメン氏が協力し、現場目線での仕様を追求。アッテネーターは実用性を考慮し、−∞〜−50dBと−20〜0dBが5dBステップ、−50〜−20dBが2dBステップの変速ステップ式を採用する。また、通常は入力ステレオ2系統、出力はステレオ3系統だが、出力のうちOUTPUT Cは常時オンにすることが可能。サブウーファー接続用端子として使用するなどが可能になる。そのほかMONO、−10/-20dBで切り替え可能なDIM、VUメーターの接続時などに使用できるTHRU OUT端子も備えている。
