シングルフェーダーのP1-Nanoに続くiCONの新世代コントロールサーフェス第2弾として、コンパクトなP1-Mシリーズと業務スタジオ向きV1-Mシリーズが11月1日(水)に発売となる。
コンパクトながら拡張性を備えたP1-Mシリーズ
P1-M(オープンプライス:市場予想価格66,000円前後)は、クリエイターの制作ルームやプロジェクトスタジオに最適な、8基の12ビット解像度タッチセンス付き100mmモーターフェーダーを搭載したモデル。P1-Nanoと同様、4×4基のタッチスクリーンディスプレイ×5レイヤーで80種のコマンドにワンタッチでアクセスできる。機能の割当は、無償提供されるソフトiMAPの画面でドラッグ&ドロップで行える。3種類のDAWを本体上のボタンで切り替えて使用することも可能だ。
正確でクリアな LEDメーターや8基のデュアルファンクション・エンコーダー、スムーズな動作のジョグホイールシャトルや自照式ボタンのトランスポートも実装。オートメーションファンクションやトラック選択、ミュート、ソロ、RECアームなどのボタンも自照式のものを採用する。ch8をマスターチャンネルに切り替えるMasterボタンや、ジョグホイールでプラグインのパラメーターを操作するFocusボタンなど、ユーザビリティを考慮した機能も搭載する。
8ch増設ユニットのP1-X(オープンプライス:市場予想価格53,900円前後)を追加することで、最大64フェーダーまで拡張可能。各チャンネルのパラメーターを表示するP1-M専用拡張ディスプレイD4T(オープンプライス:市場予想価格23,100円前後)、P-1X用のD4(オープンプライス:市場予想価格19,800円前後)も用意されている。
メーターブリッジを備えたフラッグシップV1-Mシリーズ
V1-M(オープンプライス:市場予想価格116,600円前後)は、9基のタッチセンス付き100mmモーターフェーダーを搭載したフラッグシップモデル。こちらもV1-X(オープンプライス:市場予想価格91,300円前後)による最大64フェーダーの拡張が可能となっている。
大型LEDディスプレイとメーターブリッジを搭載し、DAWの画面を見なくてもミックスの状態を把握可能。タッチスクリーンディスプレイは6×4の24基×5レイヤーで、最大120種類のコマンドにアクセスできる。
P1-Mと同様のFocusボタンのほか、マスターフェーダーの役割をあらかじめ指定したトラックに素早く切り替える Master/Assignボタンの搭載もユニークだ。