ROLAND VR-6HD〜配信と会場の両方をまかなうAVミキサー。オペレートを支援する機能も搭載

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 ROLANDからAVミキサーVRシリーズのミドルクラス・モデル、VR-6HD(オープンプライス)が4月28日(金)に発売される。

VR-6HD使用イメージ

 近年コロナ禍で、会場でのスクリーン映像投影とライブ配信を同時に行うハイブリッド・イベントが増加ことを背景に、企業が行うライブ配信でも複数の子画面やテロップを挿入するなどのニーズが増えてきたことを想定。映像や音声の切り替えから合成などの演出、配信、記録まで、必要な機能をコンパクトなサイズに凝縮し、シンプルな操作で、高品質な動画配信が実現できるという。

VR-6HDリア

リア・パネル

 さまざまなフレームレート/色空間/解像度/縦横比に対応するHDMI入力を6系統装備。5つのレイヤー機能を備え、テロップ挿入やピクチャー・イン・ピクチャーなどの映像合成を行える。

VR-6HDオーディオフェーダー

 オーディオミキサーは6系統の48Vファンタム電源マイクプリ付きの入力(XLR/TRSフォーン・コンボ端子)を用意。入力チャンネルは28chで、すべてのチャンネルにEQとダイナミクスを備えるほか、歯擦音を低減するディエッサーなど用途に応じた音声処理をプリセットで簡単に設定できる。6つのパッドで再生できるオーディオ・プレーヤー機能を備え、配信中のBGMや効果音などが演出可能だ。各マイクの音声レベルのバランスを自動で調整するオートミキシング機能も備えている。

マクロに一連の操作を記録可能

マクロに一連の操作を記録可能

 ピクチャー・イン・ピクチャーの位置やサイズ、タイトル合成のオン/オフなど設定は、シーン・メモリーに最大32個まで登録可能。また、映像切り替えやDSK(ダウンストリーム・キー)のオン/オフ、リモート操作対応のPTZ(パン/チルト/ズーム)カメラの動作、オーディオ・ミキシングなど一連の操作を最大100個のマクロに記録し、実行することができる。シーン・メモリーとマクロを組み合わせた最大1,000ステップのシーケンサーも備え、運用のオートメーション化を実現する。

配信の冗長化にも対応

配信の冗長化にも対応

 本体にLAN(イーサーネット)端子とUSB端子を備え、LAN端子からYouTubeなどへ直接配信できる上、USB経由でコンピューターなどへもストリーム可能。LAN端子とUSB→4G/5G対応スマートフォンを併用すると、回線の冗長化も可能となる。

SDXCカードへの録画も可能

SDXCカードへの録画も可能

 そのほか、SDXCカードへの録画機能、外部ソフトウェア(Mac/Windows/iPad)からのリモート操作、HDMI接続した機器のRECステータス管理、タリー制御(使用カメラを示す表示)などの機能も備えている。

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