JBL PROFESSIONALから、パワード・ラインアレイ・スピーカーSRX900 Seriesが1月25日より発売される。ラインナップはフルレンジのSRX906LA、SRX910LAとサブウーファーSRX918S、SRX928Sが用意されている。
フルレンジ・モデルのSRX906LAは、パワーアンプを内蔵しながらも横幅約51cmを実現。コンパクトなキャビネットから会場全体に均一な音質を届けられるため、 客席や撮影ポイントからの視線を遮ることなく、会場の利用率を高めることが可能だ。設置や運搬のためのスペースも節約できる。重量はSRX906LAが約16.8kg、SRX910LAが約26.7kgで、1本のアレイフレームに最大16台を連結可能。設置や運搬のための豊富なオプションも用意されている。同社のシミュレーション・ソフトウェアを使えば、アレイ構成時のシステム性能を予測できるので、システム全体の設計と設定が迅速に行える。
SRX900 Seriesは、設定や運用の効率を上げるネットワーク機能を搭載。Harman Internationalの独自イーサーネットプロトコル“HControl”に対応し、システム全体をモニター上で把握でき、DSP一括設定や運用時のリアルタイムモニタリングが行える。ソフトウェアはWindowsやmacOS、iOS(iPad)にも対応。コンピューターや携帯端末とWi-Fiで接続すれば、ワイヤレスで操作が可能だ。
サブウーファーはSRX918S(18インチ)とSRX928S(18インチ×2基)を用意。どちらも2つの磁気回路で2つのボイスコイルを駆動する“ディファレンシャル・ドライブ方式”を採用し、高効率クラスDアンプでパワフルな低域を出力する。フルレンジ・モデル同様、DSPやネットワーク機能も搭載しシステム全体の音質補正が効率的に実行できる。