ROSWELL PRO AUDIO Mini K67X&Mini K47 KD〜第3世代のコンデンサー・マイク

Mini K67X&Mini K47KD

 アメリカのブティック・マイク・ブランドROSWELL PRO AUDIOから、単一指向性コンデンサー・マイクMini K67XとMini K47 KDがリリースされた。どちらもオープン・プライスで、11月末発売予定。

Mini K67X

Mini K67Xを専用のCutawayショックマウントに取り付けたところ

専用のCutawayショックマウントに取り付けたところ

 

 1960年代に多用された真空管マイクのサウンドを、現代の技術でより使いやすくコンパクトに再現したモデル。Mini K67シリーズの第3世代機で、新たにフラグシップモデルColaresと共通のトランス回路を採用しているのが特徴だ。

 2年の歳月を費やして開発された34mm径カプセルは、新たに6μm厚フィルムを採用し、 独自にチューニングされたデュアルバックプレート設計となっている。

 これらの組み合わせによって、独特なハーモニック・サチュレーションを生み出し、量感がありながらも濁りの無い低域と、10kHz以上に広がるレコーディングの“空気感”が得られるという。市場予想価格は93,500円前後。

Mini K47 KD

Mini K47 KDを専用のCutawayショックマウントに取り付けたところ

専用のCutawayショックマウントに取り付けたところ

 

 人気の高いMini K47をもとに、同一のカプセルを用いて、高音圧に耐えうるよう開発されたマイク。モデル名の“KD”はKick Drumを意味し、その名の通りキック(バスドラム)やタム、ベースアンプやブラスセクションなどの大音量ソースに適しているという。

 回路設計を見直して内部電圧を調整することで、ひずみの原因となりやすい大容量コンデンサーによるPADとは別の方法でヘッドルームを確保しているとのこと。明瞭度とアタック感を維持したまま、十分なヘッドルームとダイナミックレンジを確保している。市場予想価格は64,900円前後。

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