RME Digiface Ravenna〜信頼性と柔軟性を兼ね備えたネットワークオーディオI/O

 RMEから、AoIP(Audio over IP)規格RAVENNA対応の24ビット/192kHz USBオーディオ・インターフェース、Digiface Ravennaが発表された。価格はオープンプライスで、発売は2023年第1四半期を予定している。

 Digiface Ravennaは、Digiface Danteをベースに、DIRECTOUT TECHNOLOGIESが開発したRAVENNAモジュールを搭載したモデル。RMEのドライバーとRAVENNA技術を組み合わせることで、信頼性と柔軟性を兼ね備えたネットワークオーディオ・インターフェースを実現している。

 ワードクロック入出力用のBNC端子 × 2系統は、最大64chのMADI入出力に切り替えて使用可能。48kHz運用時は128chのRAVENNAと64chのMADIが扱え、単体で64chのRAVENNA↔MADIモバイル・コンバーターとしても使用可能だ。

 USB 3.0経由で128chの伝送が行え、付属のRAVENNA WebサーバーまたはTotalMix FX経由で完全かつ自由にコントロールできる。

Digiface Ravennaのフロント(左)とリア(右)

 ネットワーク・インターフェースは、AES67とST2110-30/31に対応した本格的なRAVENNAスタックを搭載し、ST2022-7に準拠したリダンダント仕様のオーディオ・オーバーIPストリーミングに対応。また、スタンドアローンで64chのRAVENNA / MADIモバイル・コンバーターとしても使用できる。

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