ZYNAPTIQからmacOS用オーディオ・ツールボックスMac Audio Apps発売

 ZYNAPTIQは、2020年に同社が傘下に収めたAURCHITECT AUDIO SOFTWAREのmacOS対応ソフトを、Apple Siliconに対応させバージョンアップ。ZYNAPTIQブランドから、4つのmacOS対応アプリケーションに加え、プラグインエフェクトWormholeをバンドルしたMac Audio Apps Bundle(オープンプライス:MUSIC EcoSystems STORE価格51,700円、9月末までのイントロ価格31,900円)としてリリースした。収録内容は以下の通り。

Triumph〜ZXT Pro搭載のマルチチャンネル・オーディオエディター

 ZYNAPTIQ独自のオーディオ・レイヤーを特徴とするマルチチャンネル・オーディオエディター。タイムストレッチ&ピッチシフト技術ZTX Proをはじめ、モーフィング、ボコーディング、グラニュラー処理、AUプラグインでの処理などを行うことができる。カスタムキーなどの使用により、プラグインのエフェクトのアサインや処理などの自動化に対応。効率的なオーディオ編集が行える。また、特許技術によってさまざまなサンプリング・レートとチャンネル数をリサンプリングすることなく同時に扱える点も特徴だ。DDPオーサリング/エクスポートとCD書き出しにも対応する。

Myriad〜処理を自動化するバッチ・プロセッサー

 オーディオファイル・バッチ処理アプリケーション。ラウドネス正規化、サンプル・レート変換とディザー処理、タイムストレッチ、AUプラグインでのエフェクト、フェード、スライス、フォーマット変換、メタデータ編集など、さまざまな処理を自動化してくれる。Dropbox、SoundCloud、FTPファイル転送にも対応する。

Loop Editor〜Acidized WAV&Apple Loops編集ツール

 Acidized WAV&Apple Loopsの制作時にメタデータの編集や、テンポ変更時に不可欠なオーディオ・スライス機能のほか、タイム/ピッチ変更の試聴も可能なソフト。ループ集の制作や、所有しているオーディオライブラリーの管理に便利なツールだ。

Spectre〜さまざまな解析が行えるマルチメーター

 リアルタイムでオーディオ解析を行い、ビジュアル表示するソフト。ファイル再生、リアルタイム入力に加え、ネットワーク・オーディオの信号をスペクトログラム、アナライザー、レベル・メーター、リサジュー・メーター、相関メーター、オシロスコープなど、20種類のメーターで表示できる。画面のレイアウトやサイズも変更可能だ。

Wormhole〜マルチエフェクト・プラグイン

 AAX/AU/RTAS/VST対応のマルチエフェクト・プラグイン(単体でのMUSIC EcoSystems STORE価格20,900円)。スペクトル操作やピッチ/周波数シフト、リバーブを組み合わせ、荘厳なサウンドや声の変調など、さまざまな演出が行える。

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