JBL PROFESSIONALがパワード・ラインアレイ・スピーカー、BRX300 Seriesを8月27日(金)に発売。中小規模のPA現場に向けた製品で、2ウェイ・フルレンジ・スピーカーのBRX308-LAとサブウーファーのBRX325-SPをそろえる(価格はいずれもオープン・プライス)。簡単かつ短時間でセットアップできるのが特徴となっており、一般的なラインアレイとは異なり高度な知識は不要だという。
出力1,000Wのパワー・アンプ×6chが搭載されたBRX325-SPから、BRX308-LAを駆動。BRX325-SP本体に加え、最大4台のBRX308-LAを鳴らすことができる。BRX325-SPには信号処理機能も備わっており、クロスオーバーやEQ、リミッター、フィルター、フェイズ処理、ドライバー保護回路などを使用可能だ。
設置に関しては、独自の機構によりキャビネットの連結や角度調整を素早く安全に行えるという。BRX325-SPの上にBRX308-LAをスタックする場合は4台まで、ポール・マウントの際は2台まで、フライングの場合は2台のBRX325-SPに対しBRX308-LAを8台まで連結できる。
ドライバーは新設計のものを採用し、両機種共に最大音圧レベル136dBを実現。JBL PROFESSIONAL製ラインアレイならではの遠達性の高さとクリアなサウンドを特徴とし、音の細部まで描写する再現性を獲得しているという。BRX308-LAの指向性は、1台につき110°(水平)×12°(垂直)。周波数特性(−10dB)はBRX308-LAが80Hz〜20kHz、BRX325-SPが32〜250Hzとなっている。
BRX325-SPは標準でキャスターを装備。BRX308-LAに対しては、本体4台+2セットのポール・マウント・キットを一度に運べるキャスター付きの台車が用意されている。また、その台車には両機種のための簡易防水性能付き保護カバー、スピコン・ケーブル4本が付属。キャビネットの素材には堅牢性を重視して合板を使い、耐衝撃性に優れたDuraflex塗装を施している。