APPLE Logic Pro X 10.5でループ機能を追加。EXS24を更新するSamplerなども登場

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 APPLEは、DAWソフトLogic Pro X(App Store価格:24,000円/税込)の最新バージョン、10.5を発表した。従来のバージョンからはApp Store経由で無償でアップデートできる。

 

 ループ・ベースの制作が行えるLive Loopsを新たに追加し、パフォーマンスやそれを反映したトラック制作が可能に。これに合わせて、ビット/クラッシャーやフィルター、ゲート、リピーターなどをXYパッドでコントロールできるRemix FXも搭載している。Live LoopsやRemix FXは、APPLE iPhone/iPad対応のアプリ、Logic Remoteからマルチタッチでコントロールすることも可能だ。

 

 サンプラーのEXS24は、フラットな画面デザインのSamplerに進化。エンベロープ×5、LFO×4、20×20のモジュレーション・マトリクスへ拡張するともに、サンプルのドラッグ&ドロップ時にマッピング/分割方法がダイアログで現れるなどのアップデートもされている。録音機能やスライス機能を搭載したシンプルなシングル・サンプル対応のQuick Samplerも追加された。

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Sampler

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Quick Sampler

 そのほか、ハードウェアのスタイルを踏襲したステップ・シーケンサー、エレクトロニックなドラム・サウンドを生み出すDrum Synthの追加、このDrum SynthやQuick Samplerのアサインが可能なDrum Machine Designerなどが実装されている。

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Drum Machine Designer上でQuick Samplerでの編集を行っているところ

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