長谷工不動産のコンセプト・マンション・ブランドLIVWIZが手掛ける、クリエイターのためのデザイナーズ防音賃貸マンションTRACK。向ヶ丘遊園と両国に建設され、2022年3月から入居者の受け入れをスタートしている。今回はアーティストやエンジニアとして活動するTRACK向ヶ丘遊園の入居者2名に、その住み心地をインタビュー。生活拠点としながらも、自身の活動を最優先に行えるよう計算されたその空間を、両者は一体どのように利用しているのだろうか。
外観/内装は黒を基調としたデザインで統一
下北沢/新宿/渋谷といった、カルチャー・スポットへのアクセスが良好な立地に建てられたTRACK向ヶ丘遊園。地上11階建ての鉄筋コンクリート構造で、全30戸を構える。間取りは1K/2K/1LDKの3タイプを備え、専有面積は32.50〜50.16㎡。外観や内装は、黒を基調とした先鋭的なデザインで統一されている。
エントランスへの入場はオートロックを採用。エントランス、エレベーター、玄関ドアの3段階で鍵が必要となるトリプル・セキュリティ・システムを導入しているため、防犯面においても安心だろう。宅配BOXを備え、24時間ゴミ出しが可能。2人入居もOKで、ペットは応相談となっている。エレベーターは楽器や機材の搬入作業に配慮した最大13人乗り仕様で、グランド・ピアノのC3サイズ(奥行き186cm)まで運べる。入居者は、フレッツ光インターネット回線(Wi-Fi付き)が無料で利用可能というのも魅力の一つだ。
100Vと200Vのアース端子付きコンセントを用意
音楽家にとって気になるのは防音だろう。全居室は防音仕様で、窓は二重サッシを採用。階下/階上に対しては−75dB、隣室に対しては−80dBという優れた防音性能を確保する。電源コンセントは通常のマンションよりも多く設置され、レイアウトの自由度や機材数にも配慮。しかも一般家電用と音響機材用でコンセントが分かれており、機材用としては100Vと200Vのアース端子付きコンセントを用意する。部屋の一部には釘打ちができる補強壁が設けられているため、大型ディスプレイやケーブル・フック、調音パネルなどを設置可能だ。このように利便性と創造性を兼ね備えたTRACKは、まさに音楽家のための住居と言えるだろう。
まさにレコーディング・スタジオの中で生活しているような感覚です
以前はシェアハウスに住んでいたので隣の部屋の物音が気になったり、逆に夜中に音を出すことにとても気を遣ったりしていました。そこで深夜でも練習や録音ができる物件を探していたところ、TRACK向ヶ丘遊園を見つけたんです。
入居して約半年がたちますが、夜中でも気兼ねなく歌や楽器の練習ができますし、外音もしっかり遮断されているので録音時も気になりません。日中は外で仕事をしているため夜中に帰宅することが多いのですが、そこからミックス作業をすることもできます。また、朝7時からギターやシンセを爆音で演奏したり、作曲を始めたりすることも可能です。まさにレコーディング・スタジオの中で生活しているような感覚で、ミュージシャンの夢と言っても過言ではありません。今後は、YouTube LIVEなどのオンライン配信スタジオとしても使っていこうと考えています。駅から徒歩2〜3分の立地というのもポイント。周辺には飲食店も多いので生活も便利です。
アイディアを“思いついた瞬間に具現化できる”という高いアドバンテージ
TRACK向ヶ丘遊園へ移ったのは、レーベルを活性化させたいと思ったことがきっかけ。録音/ミックス/マスタリングといった制作力を強化するための住居兼スタジオを探していたんです。制作時間を確保するには、普段生活している空間にスタジオを作った方が効率的だと考えたんですよ。近隣の住居に迷惑をかけずに、いつでも大音量でモニター・チェックやボーカル録音ができるのでとても助かっています。
以前の自宅スタジオは防音ではなく、ボーカル録音も仮歌止まりで妥協していました。しかし、TRACK向ヶ丘遊園なら本録りからマスタリングまで一般的なスタジオ・レベルで行えます。ギター・アンプも鳴らせるし、何よりアイディアを“思いついた瞬間に具現化できる”という高いアドバンテージがあります。生産性に優れ、スピード感も今の時代にフィットしていますね。制作意欲が旺盛なアーティストやエンジニアにぜひお薦めしたい物件です。新宿へのアクセスもいいです!