sE ElectronicsRNT

フックアップは、SE ELECTRONICSがRUPERT NEVE DESIGNSとコラボレーションで生み出したフラッグシップ・マイク、RNTの受注を開始した。価格はオープン・プライスで、市場予想価格328,000円前後+税。
SE ELECTRONICSとRUPERT NEVE DESIGNSはこれまで、アクティブ・リボン・マイクのRNR1、スモール・ダイアフラム・コンデンサー・マイクのRN17を共同開発してきたが、今回のRNTはフラッグシップに位置付けられる1インチ・ラージ・ダイアフラム搭載の真空管マルチパターン・コンデンサー・マイク。マイク本体の回路はフル・ディスクリートのクラスA構成で、選別された低ノイズのECC82真空管とRUPERT NEVE DESIGNSによる設計の出力トランスを内蔵する。
また電源供給を行うフロア・ボックス(国内正規品は100V仕様)内部には、RUPERT NEVE DESIGNSのレコーディング・コンソール5088に採用されたものと同じカスタム・オペアンプや、マイク本体同様にカスタム設計のトランスも搭載している。このフロア・ボックスでは9段階の指向性切り替えやローカット(40/80Hz、−12dB/oct)に加え、アクティブ方式でのゲイン・ステージが設けられており、−12/+12dBのゲイン増減が行える。

製品ページ
http://hookup.co.jp/products/se-electronics/rnt
sE Electronics
RNT
オープン・プライス
カプセルタイプ : ハンドクラフト1インチダイアフラム、トゥルーコンデンサー
チューブ:12AU7/ECC82 × 1
指向性:9パターン(無指向、カーディオイド、フィギュアエイト、及びその間を
3ステップで切り替え)
周波数特性:20 Hz – 20 kHz
感度:16 mV/Pa (-36 dB)
ゲイン:-12/0/+12 dB(切替)
最大音圧レベル:151 dB
等価ノイズレベル:18 dB (A)
ダイナミックレンジ: 133 dB
S/N比:76 dB
ローカットフィルター:40/80 Hz(選択可)、12 dB/Oct
インピーダンス:30Ω以下
推奨負荷インピーダンス:2 kΩ以上
コネクター:XLR 3ピンタイプ(フロアボックス)
マイクロフォン外形寸法:62 mm(直径)× 240 mm (長さ)
マイクロフォン重量:989 g
フロアボックス外形寸法:356 mm × 135 mm × 100 mm
マイクロフォン重量:3.9 kg
付属品:専用ショックマウント、8ピンケーブル (マイクとフロアボックスの接続
用)、AC電源ケーブル、マイクロフォン収納用木箱、フライトケース