SONY、ハイレゾ対応コンデンサー・マイク3機種を3月に発売

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SONYは、これまでInter BEEなどの展示会で参考出品していた、ハイレゾ録音対応のコンデンサー・マイク3機種、C-100、ECM-100U、ECM-100Nを正式に発表。3月17日に発売する。

SONYのプロ向けスタジオ録音用マイクとしては、1992年に発売されたC-800G以来、26年ぶりに開発されたモデル群。いずれも50kHzまで減衰なく収音可能というスペックを持つ。製造は、現在もC-800G(現行品はC-800G/9X)を製造するソニー・太陽(大分県)で行われている。

また、音質はソニー・ミュージックスタジオのエンジニアに協力を得て調整された。サイド・アドレス型のC-100(オープン・プライス:市場予想価格157,000円前後+税)は、高域用(Φ17mm)と中低域用(Φ25mm)に新開発した2つのマイク・カプセルを組み合わせた構成。指向性は単一指向性、全指向性(無指向性)、両指向性(双指向性)の可変仕様となっている。

C-800Gと同様の防鳴筐体構造を継承。素材に異なる種類の金属を組み合わせることで、不要な共振によって引き起こされるノイズを低減し、クリアに収音できるという。内部の金属支柱の間にショック・ダンパーとしてゴムを挟み、防振性を確保しながら芯の通った音質が得られるとのこと。

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エンド・アドレス型は単一指向のECM-100U(オープン・プライス:市場予想価格100,000円前後+税)と、全指向(無指向)のECM-100N(オープン・プライス:市場予想価格112,000円前後+税)がラインナップ。両機種とも、マイク・カプセルや筐体の防振構造に、C-100と同様の技術が用いられているという。

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ECM-100N ECM-100N

なお、1月25日発売の『サウンド&レコーディング・マガジン』3月号では、「SONY Brand-New "C" Microphones」と題した特別企画を掲載。プロ・スタジオ向けSONY製品の歴史や、エンジニアが愛用するC-37A、C-38B、C-800GといったこれまでのSONYマイクの紹介、C-100&ECM-100U/Nの開発秘話と工場レポート、内外のエンジニアによる“新Cマイク”の最速インプレッションをお届けしている。

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プレス・リリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201801/18-0123/?s_pid=jp_top_PRESS_20180123_01_PRESS

C-100製品ページ
http://www.sony.jp/microphone/products/C-100/

ECM-100U製品ページ
http://www.sony.jp/microphone/products/ECM-100U/

ECM-100N製品ページ
http://www.sony.jp/microphone/products/ECM-100N/

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