「ProFX16」と「ProFX22」は、MACKIEのProFXシリーズの新ラインナップだ。
既発売の「ProFX8」および「ProFX12」が小規模なイベントやソロのミュージシャン向きであるのに対し、「ProFX16」と「ProFX22」は中規模のライブ会場やバンド向きの製品となっている。
2in/2outのUSB端子、32bit RMFX 16プリセットエフェクタ、出力用の7バンドグラフィックイコライザーを本体に内蔵。これらの基本機能は「ProFX16」「ProFX22」と同様だが、上位機種ならではの機能も追加投入されている。
まず、すべてのモノラル入力部ミッドレンジにパラメトリックEQを採用。またボーカルやスネアドラムに活用可能な独立したコンプレッサーを4ch分搭載。ライブミックスに不可欠な4サブグループを組むことも可能。加えてステージモニター送りや外部エフェクト接続に便利なAUXも2系統搭載されている。
これらの機能拡充にもかかわらず、標準価格は16チャンネル仕様の「ProFX16」が84,000円、22チャンネル仕様の「ProFX22」が105,000円と、コストパフォーマンスにも優れた製品となっている。
またスチール・シャーシの頑丈な筐体とABS製のサイドパネルでMackie伝統の堅牢性を維持しながらも、軽量かつコンパクトであることも特長のひとつ。
中小規模のライブハウスやリハーサルスタジオ、カフェライブや学園祭などの簡易イベントPAシステムとして使用でき、USB接続でパソコンからストリーミング配信などを行う際にも便利なミキサーとなっている。
発売は2011年10月31日(月)より。
ProFX16/ProFX22の主な特長
- エフェクトとUSB I/Oを内蔵したプロフェッショナル16【22】チャンネル4バス・コンパクトミキサー。
- 16【10】ローノイズ、ハイ・ヘッドルーム Mackieマイクプリアンプ+50dBのゲインレンジ。
- 専用のインライン・コンプレッサー(ch.5-8【11-14】)。
- 32-bit RMFXプロセッサー。16種類の"ライブで使える"リバーブ、コーラス、ディレイ。
- 正確な7-バンドのグラフィックEQをMainまたはMonitors出力にアサイン可能。
- MacやPCでショーをレコーディング/ストリーミングしたり、コンピューター上の音源を再生するためのUSB I/O。
- サブグループ1-2またはメインL/Rの信号をコンピューターに送りレコーディング可能。
- メイン出力へのレベル・コントロール付きステレオ USB/tape I/O。
- 便利なステレオ・チャンネルへのUSBリターン機能。コンピューターからの信号にEQをかけたり、AUXに送信するのも可能。
- 3-バンドEQモノチャンネルのミッドレンジはスイープ可。
- 16【22】のヘッドルームに余裕があるライン入力(8【14】モノ、4ステレオ)。
- 各チャンネルのミュートスイッチとオーバーロード(OL)インジケーター。
- すべてのマイク・チャンネルの18dB/オクターブ100Hzローカット・フィルター。
- モノ・マイク/ライン・チャンネル(ch.1-4【1-10】)のインサート端子で外部プロセッサーを接続可能。
- 60mmフェーダーをすべての入力チャンネル、サブグループとメインに装備。
- LEDインジケーター付き48Vファンタム電源。コンデンサーマイクにも対応。
- FXミュートボタンはフットスイッチでもコントロール可能。
- セットの合間の音楽再生に便利な、すべてのチャンネルをミュートするBreakスイッチ。
- ロータリー・レベルコントロール付きコントロール・ルーム/ヘッドフォン出力。
- メイン出力にはバランスXLRとバランス/アンバランス1/4インチ端子の両方を装備。
- 頑丈な金属製のシャーシ。
- 世界中すべての入力電圧に対応するスイッチング電源。
- Tracktion 3音楽制作ソフトウェアライセンス同梱。MacとPCに対応。