アレシス、3630 Compressorの後継機種を発売

ALESIS3632 COMPRESSOR
アレシスより、「3630 Compressor」の後継機種となる2チャンネル・コンプレッサー/リミッター/ゲート「3632 Compressor」が発売された。

「3632 Compressor」は、前身の「3630 Compressor」と同じく、1Uサイズのボディに2系統の独立したコンプレッサーとリミッターの機能を備えた、プロ仕様の高音質なプロセッサーだ。

コンプレッサー部にはAUTOモードとMANUALモードの切り替えボタンがあり、AUTOモード選択時にはアタックタイムとリリースタイムが入力信号に応じて自動的にセットされ、最適化されたコンプレッションが適用される。MANUALモード選択時には、パラメータを手動で自由に設定することができる。

エキスパンダ/ゲートは、不必要なノイズを除去する機能を持つ。入力信号のレベルが設定したスレッショルド以下に落ちた場合は、余計なノイズのレベルを下げるか、単に回路を閉じてノイズの混入を防ぐ。

サイドチェイン機能も装備されており、これにより外部ソースをコンプレッションのトリガにするダッキング効果等を作り出すことが可能。

各チャンネルのゲイン・リダクションや入出力レベルなどは、前面パネルのLEDメーターにより、容易に確認できる。

そして「3632 Compressor」の核となるVCA(Voltage Controlled Amplifier)は、歪みやノイズ、温度変化などに対してプロフェッショナル・グレードの性能を発揮し、滑らかで安定したサウンドを実現する。

2011年10月26日(水)発売。市場予想価格は17,640円。


3632 COMPRESSORの主な特長



  • 完全なダイナミクスの管理を行うステレオ・コンプレッサ/エキスパンダ/リミッタ/ゲート

  • 音質を優先した最短回路を採用

  • 入力ソースに基づく最適なニーとレシオを自動的に判断

  • 出力レベルを自動的に判断し、最適なゲインを設定

  • アタックとリリースタイムは手動でコントロール可能

  • 2基の独立したモノラル・コンプレッサとしても、またそれらをリンクして完全なステレオ・コンプレッサとしても機能

  • 外部エフェクトループのためのサイドチェイン・センドとリターン端子

  • キックドラムなどをサイドチェイン・トリガとした場合などに有効なサイドチェイン・ローカットフィルタ

  • 視認性の高いLEDインジケータ

  • 各チャンネルにバイパス・スイッチ




関連リンク



ALESIS
3632 COMPRESSOR
オープンプライス
●機能:コンプレッサ/エキスパンダ/ゲート●チャンネル数:2●入力:2x XLR、2x 1/4" TRS、2x 1/4" TS(サイドチェイン・リターン)●出力:2x XLR、2x 1/4" TRS、2x 1/4" TS(サイドチェイン・センド)●最大入力レベル:+21dBu●コンプレッション・スレッショルド:-40dB ~ +20dB●コンプレッション・レシオ:1