「SS-CDR200」「SS-R200」「SS-R100」は、コンパクトフラッシュ、SD/SDHCカード、USBメモリを録音媒体としたステレオオーディオレコーダーだ。
接点が露出しない構造などで信頼性が高く放送局でも使用されるコンパクトフラッシュメディアだけでなく、市場に広く流通するSD/SDHCカード及びUSBメモリを録音媒体に採用したことで高い汎用性を実現。これらソリッドステートメディアのレコーダーでは回転機構が存在しないため、高い信頼性が確保できるだけでなく、回転メディアでは欠かせなかったメインテナンスのコストや手間も大幅に削減することができる。
会議議事録、裁判所、官公庁など録音用途をはじめ、放送局、PA/SRなど業務用音響設備において信頼性の高い音響システムを構築することが可能。フィットネススタジオやバンケットルームにおいても、既存再生システムからの置き換えに適している。
さらに「SS-CDR200」「SS-R200」「SS-R100」3機種ともに、オプションの「RC-20」を接続することで20ポイントのポン出し(フラッシュスタート)システムを構築することができるので、演劇や結婚式の演出やチャイムシステムなどの定型音源再生に便利。
「SS-CDR200」では、ソリッドステートメディアに加えCDレコーダーを搭載しながらも、スペースを有効活用できる1Uラックマウントサイズを実現。XLR/RCAアナログ及びCOAXIALデジタル入出力に加え、RS-232C/PARALLEL端子を装備しており、外部機器からの制御にも対応する。
「SS-R200」は、SSシリーズのスタンダードとなるモデルで、XLR/RCAアナログ及びCOAXIALデジタル入出力に加え、RS-232C/PARALLEL端子を装備しており、外部機器からの制御にも対応する。
「SS-R100」は、入出力を絞り価格を抑えた汎用モデルで、RCAアナログ入出力及びCOAXIALデジタル入出力を装備している。
メーカー希望小売価格は、SS-CDR200が141,750円、SS-R200が99,750円、SS-R100が63,000円。
主な特長
- 信頼性の高いCFカードに加えて、SD/SDHC、USBメモリに対応
- オプションのRC-20を併用することでポン出し(フラッシュスタート)システムの構築が可能
- 従来機種で要望の高かった機能を多数搭載
- RCAアナログアンバランス入出力
- COAXIALデジタル入出力(S/P DIF,AES/EBUフォーマット対応)
- デジタル入力にはサンプリングレートコンバータを搭載
- 1秒以下のフレーム単位での表示/編集が可能
- PS/2またはUSBキーボードを接続することでファイルの編集、トランスポート操作、ポン出し(フラッシュスタート)が可能
- 最大6台のSS-CDR200/SS-R200/SS-R100を同期するリンク再生機能
- オプションRC-3Fフットスイッチ対応
- ワイヤードリモコン付属
- WAVファイル及びMP3ファイルの録音及び再生が可能
- 独立したピッチコントロールノブにより+-16%のピッチコントロール(0.1%ステップ)
- +-6半音のキーコントロール(半音ステップ)
- オートキュー機能(-24~-72dB,6dBステップ)及びオートレディ機能
- 録音中にトラック番号を自動更新するオートトラック機能
- 電源投入で自動的に再生するパワーオンプレイ機能/停止位置から再生を開始するレジューム機能
- パネルロック機能
- コール機能搭載
- 選べる再生モード(ALL,SINGLE,PROGRAM)
- リピート再生及びA-Bリピート再生
- フォルダ再生、プレイリスト機能
- フォルダの作成、削除、改名が可能(create,delete,rename)
- ファイルの削除、改名、移動、結合、複製、分割が可能(delete,rename,move,combine,copy,devide)
- MP3ファイルのID3タグを表示可能
- モノラルミックス再生機能
- タイムサーチ機能
- 入力シンク録音機能(-24 to -72dB,6dBステップ)
- デジタル入力レベル調節機能
- 電源OFF時も本体の設定を記憶するバックアップメモリーを搭載
SS-CDR200 のみの機能
- ソリッドステートメディアからCD-Rまたはその逆へのファイルコピーが可能
SS-CDR200、SS-R200 のみの機能
- EOM(End of Message)機能
- パラレルコントロール端子及びRS-232Cシリアルコントロール端子装備
- フェーダースタート/ストップ
- オプションRS-SS20自照式ポン出し(フラッシュスタート)リモコン対応
- XLRアナログバランス入出力