RME Fireface UFXにデジタル・レコーダーを実装する新機能「DURec」

株式会社シンタックスジャパンは、RMEのオーディオ・インターフェイスのフラッグシップ・モデルであるFireface UFXの新機能として、「DURec」(ダイレクトUSBレコーディング)をリリースした。

この新機能「DURec」は、Fireface UFXのフロントに備えられたUSB端子を利用して、Fireface UFXの全入力/全出力(計60チャンネル)の録音/再生が可能になるデジタル・レコーダー機能を提供するもので、Fireface UFXのユーザーは、ファームウェアのアップデートにより無償で入手することができる。


DURec(ダイレクトUSBレコーディング)の詳細



  • DURecによりFireface UFXは、フィールド・レコーダーや、バーチャル・サウンド・チェック等の強力なマルチチャンネル・ライブ・プレイヤーとしても利用できるようになる。

  • Fireface UFX内部のDSPにて処理を行うので、コンピュータに負荷をかける事なく、なおかつスタンドアローンでの動作が可能。スタンドアローン時は、フロントパネルのボタンとエンコーダーを使って全ての機能にアクセスする事ができる。

  • コンピュータと接続を行い、RME が誇る強力なデジタル・ミキサー"TotalMix FX"ソフトウェアからアクセスする事も可能。TotalMix FXソフトウェアの洗練されたGUIのおかげで、レコーダーの設定状況などの全体像の把握が容易であり、ファイルの選択や録音/再生チャンネルの選択もマウス・クリック1つで簡単に行える。

  • 最大2TBまでのUSB接続ストレージが使用可能で、長時間を要するライブ・コンサートの録音でも難なく対応する事ができる。

  • デジタル・オーディオ・ワークステーション(DAW)と併用することで、DURecを実装したFireface UFXは、僅か1Uサイズの完璧なバックアップ・レコーディング・システムになる。

  • DURecで録音されたデータは、マルチチャンネルWAVファイル形式で保存される。このファイルはほとんどのDAW(例:Pro Tools、Nuendo、Cubase、Sonar、Samplitude)で直接プロジェクトに読み込むことができる。また、これらのDAWを持っていなくても、マルチチャンネルWAVファイルからモノラルチャンネルWAVファイルへの分割が行えるソフトウェア、「RME Splitter」(RME スプリッター)の提供が近日中に開始される。