Saffireシリーズ初のUSBコンパクト・オーディオI/O

FOCUSRITESaffire 6 USB
2イン4アウト仕様、定評あるマイクプリ装備、Live LiteやBass Stationプラグインも付属

FOCUSRITE Saffire 6 USB オープン・プライス(市場予想価格20,000円前後)


FOCUSRITEが同社初となるUSB接続のオーディオI/Oをリリースした。既に夏に発売されたSaffire Pro 24とほぼ同じハーフラック・サイズで、ブラック×イエローの配色が新鮮な一台だ。

入出力は2イン4アウト仕様で、最大24ビット/48kHzのレコーディングに対応。接続はUSB1.1だ。二つの入力端子はXLR/フォーン・コンボで、マイクはもちろん、ライン楽器、ギターを直接ジャック・イン可能。入力にはそれぞれFOCUSRITE特製のマイクプリが備わっており、同社の持つ「繊細、透明」というサウンド・キャラクターを受け継いでいるとのこと。

一方、出力は4ch用意されており、メイン・アウトにプラスして、DAW上でモニター・アウトを作ったり、エフェクト・センドとしても利用できるだろう。AD/DAには高品位パーツを用い、ジッター回避技術のJetPLL technologyを内蔵しているのも特長だ。ちなみに、他のFOCUSRITE製オーディオI/Oに付いているルーティング・ソフトは本機では省略されている。

さらに付属のソフト群も豊富。VST/Audio Unitsプラグインとして純正のComp/Reverb/Gateがバンドルされるほか、DAWソフトとしてABLTON Live Lite、ソフト音源としてNOVATION Bass Station(VST/Audio Units)、またオーディオ・ループとして計1.5GB以上のサンプルがスタンバイ。まさに戦国時代とも言える小型オーディオI/O市場に、また一台強力な製品が現れたという印象だ。


SaffireUSB6_front.jpgSaffireUSB6_rear.jpg

▲フロントにはマイク/インストゥルメント・イン×2(XLR/フォーン・コンボ)を用意。リア・パネルにMIDI OUT/IN、ライン・アウト(RCAピン×2系統、フォーン×1系統)をレイアウトする


FOCUSRITE
Saffire 6 USB
オープン・プライス(市場予想価格20,000円前後)
■周波数特性/マイク入力:20Hz〜20kHz(+/−0.1dB)、ライン入力:20Hz〜20kHz(+/−0.1dB)、インストゥルメント入力:20Hz〜20kHz(+/-0.1dB) ■ゲイン幅:マイク入力:+12dB〜+60dB、ライン入力:−10dB~+36dB、インストゥルメント入力:+13dB〜+60dB ■THD+N/マイク入力:0.0025%(1kHz/20Hz/22kHz, バンドパス・フィルター時)、ライン入力:<0.0025%(0dBuゲイン、20Hz/22kHz バンドパス・フィルター時)、インストゥルメント入力:0.0025%(0dBuゲイン、20Hz/22kHz バンドパス・フィルター時) ■ノイズ/マイク入力:EIN>120dB、ライン入力:−90dBu(20Hz/22kHz バンドパス・フィルター時)、インストゥルメント入力:−87dBu(20Hz/22kHz バンドパス・フィルター時) ■外形寸法/215(W)×45(H)×220(D)mm ■重量/960g

■Mac/Mac OS 10.5以上、PowerPC G4/1GHz以上(INTEL Dual/1GHz以上推奨) 、512MB以上のRAM(1GB以上推奨) ■Windows/Windows Vista/XP SP2以上、PentiumまたはAMD/1GB以上必須(Dual/1 GHz以上推奨)、512MB以上のRAM(1GB以上推奨)