初の舞台映像HPLバイノーラル配信!ヌトミック『ぼんやりブルース 2022』

ぼんやりブルース2022 ヘッダー ©igaki photo studio 提供:豊岡演劇祭実⾏委員会

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 演出家/作曲家の額田大志が主宰する演劇カンパニー、ヌトミックの舞台作品『ぼんやりブルース 2022』 のU-NEXTでの独占配信がスタートした。舞台映像配信では初めて高音質バイノーラル技術 「HPL」を採用したものとなる。

ぼんやりブルース 2022 公演写真1

©igaki photo studio 提供:豊岡演劇祭実⾏委員会

 HPL(HeadPhone Listening)はアコー スティックフィールドが提供する音声フォーマット。2chステレオから22.2chサラウンドといったあらゆるサウンドフォーマットをヘッドフォン&イアフォンで体験することができる。録音/ミックスは葛西敏彦氏が担当した。5月31日までは見放題配信、その後はレンタル作品となる。

ぼんやりブルース 2022 公演写真2

©igaki photo studio 提供:豊岡演劇祭実⾏委員会

 ヌトミックは、音楽のバックグラウンドを活かした作劇でギャラリーや野外まで幅広く手掛けており、観客を没入させる音響もその特徴のひとつ。客席を包囲するスピーカーを用い、パフォーマーの声と語りはもちろん、ダンスミュージックや環境音、ときには生楽器や非楽器も用いた多様な音楽的アプローチでも知られている。

ぼんやりブルース 2022 公演写真3

©igaki photo studio 提供:豊岡演劇祭実⾏委員会

 『ぼんやりブルース』は、2011年の東日本大震災と、2020年以降の新型コロナウイルスによるパンデミックへの取材を元に「今を生きる人々」の不安を多様な音楽と共に描いたパフォーマンス作品。2021 年に東京・こまばアゴラ劇場で初演され、第66回岸田國士戯曲賞最終候補作品となった。『ぼんやりブルース 2022』はそのリクリエーション版で、映像収録を行った豊岡演劇祭と、愛知県芸術劇場にて上演された。

U-NEXT 配信ページ

公演&配信情報

https://www.tumblr.com/nuthmique/717559441833246720/bonyari22unext

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