![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/snrec/20220831/20220831215445.jpg)
店舗に設置しても目立ちにくい
超コンパクト・サイズのスピーカー
同社は1960年代よりスピーカーを手掛け、NS-10Mなどの名機を開発。こうした“YAMAHAのスピーカー史”に触れた上で、新製品のフル・レンジ/ワンドライバー・スピーカー「VXS1MLB/VXS1MLW」(共に10,000円/1台)、サブウーファーの「VXS3SB/VXS3SW」(共に30,000円/1台)が紹介された。
![▲VXS1MLB。手のひらサイズのスピーカーで、店舗での設置のしやすさを想定した設計だ](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/snrec/20220831/20220831181124.png)
![▲サブウーファーのVXS3SW](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/snrec/20220831/20220831181127.png)
![▲1967年のYAMAHAスピーカーの新聞広告が紹介された。こんなに昔からスピーカー開発に取り組んできたのだ!](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/snrec/20220831/20220831181104.png)
![▲YAMAHAの事業について説明する、ヤマハミュージックジャパン PA営業部 部長の武田信次郎氏](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/snrec/20220831/20220831181120.png)
VXS1MLBとVXS1MLWはブラックとホワイトのカラー・バリエーションで、新開発の1.5インチ径ユニット(ネオジム磁石使用)を搭載。お店の中に設置しても目立ちにくい超コンパクト・サイズながら、ワイド・レンジで豊かな音が得られるようチューニングされている。サイズは62(W)×62(H)×82(D)mmで、周波数特性は180Hz〜20kHz(−10dB)。また170°(水平)×170°(垂直)という指向性を備え、使用台数を絞っても幅広いエリアをカバーできる。インピーダンスは8Ω、許容入力は5W(ピンク・ノイズ入力時)、最大音圧レベルは92dB SPL。
壁面や天井へ簡単に取り付けられる金具が付属するほか、オプション品として、天井への埋め込み設置が行えるシーリング・マウント・アダプターCM1MB/CMA1MW(共に2,000円/1台)やレール・マウント・アダプターRMA1M(2,000円/1台)が今秋に発売される予定だ。
![▲スクリーン上の梁(はり)に2台のVXS1MLWが設置されていた](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/snrec/20220831/20220831181131.png)
![▲新製品の紹介をスピーチを行ったヤマハミュージックジャパンの山下真梨子氏。VXS1MLWを手に持って説明し、そのコンパクトぶりを示していた](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/snrec/20220831/20220831181136.png)
![▲会場後方でマイク・スタンドに設置されたVXS1MLW](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/snrec/20220831/20220831181111.png)
![▲今回は特注のL字金具を使ってマイク・スタンドに取り付けられた。なお付属の金具は、壁や天井への取り付けのために使用する](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/snrec/20220831/20220831181108.png)
能率良く豊かな低音を鳴らす
専用のサブウーファー
VXS3SBとVXS3SWもブラックとホワイトのカラー・バリエーションで、3.5インチ径のユニットを搭載。独自の“SR-Bass”方式を採用し、能率良く豊かな低音を生み出す。サイズは322(W)×162(H)×118(D)mmで、周波数特性は65〜180Hz(-10dB)。許容入力は20W(ピンク・ノイズ入力時)、最大音圧レベルは98dB SPL。シーリング・マウント・アダプターのCMA3SBとCMA3SW(共に9,000円/1台)は、今秋に発売される予定だ。
![▲フル・レンジのVXS1MLB×2とサブウーファーのVXS3SWを一緒に置いたところ。いずれにもホワイト/ブラックのカラー・バリエーションがラインナップされている](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/snrec/20220831/20220831181116.png)
説明会では、VXS1MLWを4台とVXS3SWを1台使っての試聴が行われた。併用されたパワー・アンプは、VXS1MLWに同社MA2120、VXS3SWにPA2120。試聴ソースとしては、女性ボーカルのピアノ・バラードとウッド・ベース入りのジャズ・ナンバー、男性ボーカルのソウル曲が使用された。その出音はBGM再生に十分なパワーを感じさせるもので、奥行きや広がりも美しく再現されていた印象。レール・マウント・アダプターを除いてはすべて今年の6月に発売される予定なので、店舗の音響担当者はチェックしてみてはいかがだろう?
![▲会場の別室にはYAMAHA製スピーカーをズラりと並べたコーナーも用意されていた](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/snrec/20220831/20220831181026.png)