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SHURE、コンデンサー・イヤホン発表会

SHUREは10月22日、都内で製品発表会を開催。世界に先駆けて、新製品のお披露目を東京で行ったのは、コンシューマー向け製品マーケットをリードする役割を日本が担っているからだという。

KSE1500 KSE1500

今回発表された製品の中で最も注目を集めるのが、コンデンサー型高遮音性イヤホン・システムKSE1500。ダイアフラムに電圧をかけておき、コンデンサー・マイクとは逆にユニット内の電荷の動きをダイアフラムの動きに変換して再生する。結果、バランスド・アーマチュア型よりも応答特性に優れた、フラットな音質を獲得しているとのこと。2015年末〜2016年初頭発売予定で、価格はオープン・プライス(市場予想価格360,000円前後)。

KES1500のコンデンサー型ドライバーの構造 KSE1500のコンデンサー型ドライバーの構造
発表会で紹介されたKSE1500のプロトタイプ。中央が2007年製の最初のもの 発表会で紹介されたKSE1500のプロトタイプ。中央が2007年製の最初のもの

SKE1500は、2007年に同社コンデンサー・マイクのダイアフラムを転用したイヤホンを、エンジニアが試作したのが始まり。従来のコンデンサー型ヘッドフォンは電源供給のために大きな専用プリアンプが必要だったが、ポータブルにこだわり、充電式バッテリーを搭載した小型プリアンプを開発。そうこうしている間にスマートフォンでの音楽試聴が主流となったため、24ビット/96kHz対応DAコンバーターとDSPを実装。Windows/Mac/iOS/Androidとさまざまなコンピューター&モバイル環境に対応する製品になった。DSPでは4バンドEQ(プリセット選択やユーザー設定の保存も可能)で好みの音質にすることができる。逆にアナログ・ライン入力からAD/DAやDSP部をバイパスしての出力も可能。アナログのバイナルやDSD音源の再生に使いたい向きにも配慮した設計だ。こうして機能を追加したことで、アンプ部内でさまざまな機能同士の干渉が起こりうる状況になったため、それぞれをアイソレートすべく10層のPCB基板を使用している。

4バンドEQ。周波数の選択はもちろん、Qカーブも3種類から選択可能 4バンドEQ。周波数の選択はもちろん、Qカーブも3種類から選択可能

また、従来のコンデンサー型ヘッドフォンには、静電容量を下げるためにリボン状のケーブルが採用されていたが、これを通常のヘッドフォンやイヤホンに近い形状にしながら静電容量の低下を実現。このケーブルの開発に3年をかけたという。

SHA900 SHA900

さらに、このKSE1500のアンプ部を一般的なヘッドフォンでも使用できないかと開発陣は考え、SHA900という単体製品に結実。こちらは11月中旬発売予定。オープン・プライスで、市場予想価格は120,000円前後。出力インピーダンスを低くすることで、低インピーダンスのヘッドフォンでもフラットな特性が得られるという。

SE846カラー・モデル SE846カラー・モデル

そのほか、インイア型のフラッグシップであるSE846のカラー・バリエーション・モデルも11月中旬に発売。従来はドライバーが見えるようにクリスタル・クリアのみであったが、ブルー、ブラック、ブラウンの3色が加わった。価格はオープン・プライスで、市場予想価格は各109,800円前後。

[KSE1500などに関する情報]シュア・ジャパン http://www.shure.co.jp/