
オーディオ編集/マスタリング・ソフトウェア、STEINBERG WaveLabの最新バージョンが登場。すべての機能を有したWaveLab Pro 10(オープン・プライス/アカデミック版も用意)と、基本性能のみを搭載したエントリー・グレードのWaveLab Elements 10(オープン・プライス)をラインナップしている。

WaveLab 10では、編集のアンドゥ&リドゥ機能を刷新。複数のオーディオクリップを合成するオーディオモンタージュ画面と、オーディオ編集を行うオーディオエディター画面で編集履歴が記録され、編集前に戻すことが可能だ。オーディオエディターでは、オーディオのどの部分が編集されたのかを編集マークで確認でき、ほかの部分の編集は維持したまま、一部の編集を元に戻すこともできる。

オーディオモンタージュ画面にあるエフェクトツールウィンドウのユーザー・インターフェースも見直された。名称はインスペクターとなり、マスターセクションに近い外観に。マスターセクションとインスペクター間で一貫性のある操作を実現している。

同社DAWのCubaseやNuendoと同等の高性能ビデオ・エンジンによるビデオ・ファイル再生機能も搭載した。読み込んだビデオをビデオトラック上のクリップとして表示でき、その映像に合わせてオーディオの編集が行える。

そのほか、WaveLab Pro 10ではハードウェア・エフェクトをルーティングできる機能や、同社のSpectraLayersやIZOTOPE RXなどの外部オーディオ・エディターを統合する機能、基準となるオーディオと編集するオーディオを比較できるリファレンストラック機能なども追加されている。
Webサイト
https://new.steinberg.net/ja/wavelab/