1981年に生まれたSUZUKIオリジナルの電子楽器Omnichord(オムニコード)。1996年以降、歴史が途絶えていたが、再販を望む声に応えて現代仕様に進化したOM-108(オープンプライス:市場予想価格77,800円前後)として2024年7月ごろにリリースされる。
パネル上に並んだコードボタンを押しながら、ストラムプレートというハープセンサーを指でスライドしたりタップしたりすると、コードに対応したハープやギターのようなアルペジオが鳴る仕組み。Omnichordならではの音楽表現がプロのミュージシャンにも支持されている。
OM-108は、1984年に発売されたモデルOM-84の音を再現し、ストラムプレートに設定できる10音色の中でコードの音色を当時と同じアナログ回路で復刻したものとなっている。その上で、新たにsus4とadd9thのコードを加え、歴代最多の108コード(12ルート×9タイプ)が演奏可能となった。さらに、新しいリズムや打楽器音の搭載、MIDI OUTの実装など、より現代の音楽シーンで活用しやすい仕様へとアップデートされている。