CRITTER&GUITARIOrganelle
アンブレラカンパニーはCRITTER&GUITARI Organelle(オルガネラ)の発売を開始した。
プログラム言語Pure Dataのパッチを読み込むことで、シンセサイザーやアルペジエイター、シーケンサーやドラムマシン、さらにサンプラーやエフェクターなどさまざまな楽器として楽しむことができる。Organelleは、Cortex A9プロセッサー1GHz、512 MB RAMを実装し、Linux OS上で動作するPure Dataマルチメディア・プログラム環境と、パッチ・プログラムをフィジカルにコントロールするためのボタン、ツマミ、I/Oで構成されている。
▲リア・パネルにはLINE 入出力端子、ヘッドフォン端子のほか、フットスイッチ端子、HDMI端子を装備。また、サイドにはUSB(Aタイプ・コネクタ)が2基搭載されている。Pure Data(
https://puredata.info/ )とは
CYCLING '74 Maxを開発したミラー・パケットが提唱するオープン・ソース・プログラミング言語で無料で誰でもプログラミングが楽しめる。コンピューターで作成したパッチをUSB経由で取り込むことができるが、本体にキーボードやマウス、HDMI対応のテレビやディスプレイを接続することでOrganelleをコンピューター本体として使用することができるのも実にユニークだ。

またプログラミングの知識がなくてもOrganelleには出荷時にさまざまなパッチがインストールされているので十分楽しむとができる。また
CRITTER&GUITARIのWebサイトや、
ユーザー・フォーラムからパッチをダウンロードすることも可能なので、その可能性は無限大だ。

デザインは数個のノブと木製のキーボードとシンプルなレイアウトは、同社の
Pocket Pianoをそのまま継承しているが、見た目からは想像もできない高いポテンシャルを持つ。新しいスタイルの楽器として今後も注目されるだろう。
CRITTER&GUITARI Organelle (オルガネラ)希望小売価格 ¥69,000(税別)
http://umbrella-company.jp/critter&guitari_organelle.html