パイオニアが昨年発売したプロDJ /クラブ向けマルチプレーヤー「CDJ-2000」「CDJ-900」は、プロDJたちに高く評価され、数多くのクラブに導入された。今回新発売となる「CDJ-850」は、そのプロフェッショナルシリーズのレイアウトを受け継ぎ、高い操作性を実現したホームDJ向けマルチプレーヤーだ。付属の音楽管理ソフトウェア「rekordbox」で、音楽ファイルの管理やスピーディーな選曲など、DJの音楽ライフを広くサポートするほか、USBストレージ内の音楽ファイルやCDの再生、またPC用DJソフトウェアのコントロールも可能となっている。
価格はオープンプライス。2010年8月下旬発売予定。
CDJ-850の主な特長
1:プロフェッショナルシリーズの高い操作性を継承
自在なコントロールを可能にする、直径206mmの大型ジョグを搭載したほか、簡単操作のロータリーセレクターやディスプレイ上部のブラウズ用ボタンなど、高い操作性を持つプロフェッショナルシリーズのレイアウトを継承。プロモデルに近い操作性でDJプレイを楽しむことができる。
2:多彩なメディア、フォーマットに対応
USBストレージやCD-R/RWに記録されているMP3、AAC、WAV、AIFFの音楽フォーマットに対応しているため、様々なメディアや音楽フォーマットを使ってDJプレイを楽しむことができる。
3:快適なDJライフを実現する音楽管理ソフトウェア「rekordbox」付属
PCにインストールした「rekordbox」で音楽ファイルを解析し、DJプレイに適した形で管理(設定、作成・編集、履歴保存)することができる。
4:DJプロセスを容易にする「USBエクスポート」機能
「rekordbox」で管理保存している音楽ファイルや管理データを、USBストレージにエクスポートしてマルチプレーヤーに呼び出せば、PCに接続しなくても、解析・管理された音楽ファイルを使ってプレイすることが可能。また、再生履歴は自動的にUSBストレージに記録されるため、「rekordboxで音楽ファイルを解析・管理」→「USBストレージに音楽ファイルをエクスポート」→「マルチプレーヤーで音楽ファイルを使ったDJパフォーマンス」→「再生履歴などがUSBストレージにフィードバック」→「再生履歴などを参考に、rekordboxで次のプレイの準備」 といった一連のDJプロセスを容易にすることができる。
5:快適かつスピーディーな選曲を実現する多彩なディスプレイ表示
曲名、アーティスト、BPMなど、音楽ファイルの情報を分かりやすく表示するGUIと、操作しやすいロータリーセレクターを組み合わせることにより、快適かつスピーディーな選曲をすることができる。また「WAVE」表示で、曲全体の流れ・強弱を把握できるため、DJプレイをスムーズに行うことができる。
6:DJソフトウェアコントローラーやオーディオインターフェイスとして使用可能
PCとUSB接続することで、MIDI対応のDJソフトウェアを操作することができる。また、本機に搭載している専用インターフェース(USB HID)で接続することにより、DJソフトウェアのより細かな操作まで、コントロールディスクなしで行うことができる。さらに、PCのオーディオインターフェイスとして使うことも可能。
7:編集可能な「TAG LIST」機能を搭載
再生中や選曲中にボタンを押すだけで、曲を簡単に登録することができる「TAG LIST」機能を搭載しており、これからプレイする曲のリストを簡単に作ることができる。また、「TAG LIST」内の曲順を並び替えや、プレイリストとして「rekordbox」に保管する機能が新たに加わった。
8:その他の特長
ボタンを押すだけで、ビートのループを組むことができる「AUTO BEAT LOOP」機能。
曲のテンポ最大可変範囲を±6%、±10%、±16%、WIDEの4段階に設定可能。
ディスクを取り出して再度挿入すると、直前の状態に戻る「レジューム機能」。
「ショックプルーフメモリー」と「フローティング構造」の採用により、優れた耐振性を実現。