【Roland/BOSSサンプラーの系譜】Roland SP-606(2004年)〜サンプリングから加工&演奏まで一台で完結

Roland SP-606

キーボード付きサンプラーS-50を1986年に発売し、サンプリング音楽市場に参入したRoland。ヒップホップやエレクトロを意識した1992年のDJ-70以降、シーケンサーやサンプル・トリガー・パッドを打ち出す製品が次々と生まれた。その中でSP-606は、Cakewalkと共同開発したDAWアプリケーション“P606”との連携により、ライブパフォーマンスとスタジオ制作の両方に対応するハイブリッドなサンプラーとして登場した。

あらゆる機能を内包するサンプリング・ワークステーション

 サンプリング・ワークステーションと銘打った機種。ベロシティ対応の4×4のパッド(最大同時発音数は8音)を備えるほか、ギター・アンプ・シミュレーター、ステップ・フェイザー、リバースなど45タイプの内蔵エフェクトを直列2系統でかけることができる。

 外部機器とMIDI接続しながらフレーズのサンプリングを行うことができるEXT SEQ Sampling機能を使えば、MIDIで同期した状態で任意のフレーズのみをサンプリング可能だ。本体への記録のほか、最大512MBのコンパクト・フラッシュに対応する。

 

Roland/BOSS サンプラーの系譜

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