キーボード付きサンプラーS-50を1986年に発売し、サンプリング音楽市場に参入したRoland。ヒップホップやエレクトロを意識した1992年のDJ-70以降、シーケンサーやサンプル・トリガー・パッドを打ち出す製品が次々と生まれた。SP-505は、BOSSブランドから“Groove Sampling Workstation”として2002年に登場、SP-303の後継機にあたる。
DJ向けに波形編集機能やプリセットが充実
DJに向けてトラック制作の機能拡充を果たしたモデル。16ビット/44.1kHzのサンプリングに対応し、保存メディアとして最大128MBのSSFDC(3.3V)を使用することが可能。
フレーズ・サンプルからワンショットを抽出するチョップ機能、大型液晶で波形を見ながら編集できるウェーブ・エディット、テンポの違う最大16種類のフレーズを同期させるBPMシンクなどが出色で、プリセットのサンプル64種類とパターン40種類はトラック制作の即戦力になる。内蔵のマルチエフェクトは全26種類だ。
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